ライバル勢と競うようにラインアップを拡充するジャガーのボトムレンジを担うコンパクト・パフォーマンスSUV『ジャガーE-PACE』が初のイヤーモデルとなる2019年モデルに更新。これまで2バリエーションだった2リッター直列4気筒INGENIUMガソリンに、最高出力200PS、最大トルク320Nmのローブースト版を新たに追加し、12月21日から受注開始となっている。
ジャガーのブランドアイコンでもあるピュア・スポーツ『F-TYPE』からインスピレーションを得たデザイン、ドライビング・パフォーマンス、そしてSUVならではの広々とした室内空間と実用性を兼ね備えた『E-PACE』は、同ブランドの兄弟車種とは異なりエンジンを横置き搭載する『レンジローバー・イヴォーク』などとプラットフォームを共有。
その上で、アルミ製のシャシーコンポーネントとマルチリンクリヤサスペンションを中心にメカニカルな部分で高い基礎体力を持たせつつ、滑りやすい路面でもドライバーが設定した一定速度(3.6km/h~30km/h間)で走行できるオールサーフェイス・プログレスコントロール(ASPC)など、ジャガー・ランドローバーの誇る先進の悪路走破エイドなどの機能が盛り込まれている。
その『E-PACE』の2019年モデルは、ラインアップに最高出力200PSを発揮する2リッター直列4気筒INGENIUMガソリンを新たに追加し、全30グレード展開に拡充。価格体系も見直されスタートプライスを443万円からに設定するなど、よりアフォーダブルな存在となった。
これによりガソリンモデルは2リッター直列4気筒INGENIUMが200PS、250PS、300PSの3機種、同じく2リッター直列4気筒INGENIUMのディーゼル(180PS/430Nm)と合計4種類のバリエーションがそろい、ガソリンの300PSエンジン搭載モデルにはアクティブ・ドライブラインを標準装備した。
この機能は、通常走行時にはトルクを前輪50%、後輪50%に、安定した路面での巡航時には前輪に100%を割り当て、燃料消費を抑えるとともに前輪がスリップするなどAWDが必要な条件では瞬時(0.3秒以内)に後輪へトルクを伝達し、グリップレベルに応じて後輪に最大100%まで配分しスムーズで安定した走行を可能とする。