ルノーのBセグメント・コンパクトハッチバックをベースに、最先端のモータースポーツリソースを持つ熟練部門ルノースポールが開発を手がけた最高峰ホットモデル『ルノー・ルーテシアR.S.トロフィー』に、3kgの軽量化と約2PSの出力アップを果たしたアクラポヴィッチ共同開発のマフラーを装着した限定車が登場。1月11日より販売が開始されている。
1月11~13日に千葉県の幕張メッセで開催された東京オートサロン2019の会場で初公開となった『ルノー・ルーテシアR.S.トロフィー アクラポヴィッチ』は、その名のとおり東欧スロベニア発祥で欧州最大級のエキゾーストブランド“Akrapovič(アクラポヴィッチ)”とルノースポールが共同開発したアイテムを装着。
特徴的なアクラポヴィッチ・サウンドを奏でるこのエキゾーストシステムは、チタンとステンレスコンポジットを採用し、エンドにはアクラポヴィッチのロゴが入ったカーボン製テールパイプトリムも採用した。
これにより、ただでさえ軽量なルノースポール製のトロフィー用標準マフラーに対して3kgの軽量化を果たし、6000rpmから上の最高回転数領域で約2PSの出力アップも実現している。
日本市場に導入される『ルノー・ルーテシアR.S.』のラインアップでもっともレーシングライクなトリムとなるトロフィーは、ベースモデルから数々のパフォーマンスアップ策が施されており、1.6リッター直列4気筒直噴ターボは最高出力を200から220PSへ、最大トルクを240から260Nmへと強化。
そのほかのルノースポール製モデルでもおなじみのシャシーチューニングであるシャシーカップ、シャシースポールの上に位置付けられるトロフィー仕様の足回りは、カップに対しダンパーの減衰を約40%高め、スプリングレートはそのままにフロントで20mm、リヤで10mmのローダウンを実施。ステアリングギヤ比もクイック化するなど、よりサーキット志向のセッティングとなっている。