GT3規定で猛威を振るうメルセデスAMG GT3のベースモデルがクーペ、ロードスターともにモデルチェンジを受け、同時にサーキットのノウハウをフィードバックした限定20台の『メルセデスAMG GT R PRO』が新設定された。さらにシリーズ初となる『メルセデスAMG GT 4ドアクーペ』も初導入され、2月14日より予約受注が開始されている。
その登場以来、世界中のモータースポーツ・シリーズを席巻してきたメルセデスAMG GTに大がかりなアップデートが施され、新たにアロー形状のポジショニングライト&ウインカーに3つのリフレクターを備えた新デザインのLEDハイパフォーマンスヘッドライトを採用。
同時にインテリアでもコクピットディスプレイやステアリングに高精細TFTディスプレイ、メルセデスの最高峰サルーン『Sクラス』と同等のテレマティクスを採用するなど、内外装ともに最新のAMGデザインと機能が与えられ、よりスポーティなモデルとしてその個性を際立たせた。
エンジンは従来と変わらず、AMG製4リッターV8直噴ツインターボ“M178”を搭載。砂型鋳造されたクローズドデッキのアルミニウムクランクケースに鍛造アルミニウム製ピストンを組み合わせ、シリンダー内壁にはAMG独自のスチールカーボン材溶射コーティングのNANOSLIDEを採用し、標準モデルで476PS/630Nmを発生。その出力はGT Sで522PS/670Nm、GT Cで557PS/680Nm、そしてGT Rでは585PS/700Nmにも達する。
その新型AMG GTの高性能グレードにあたるAMG GT Rをベースに、AMG GT3や同GT4モデルで培った技術をフィードバックし、サスペンション、軽量構造、エアロダイナミクス、エクステリアなどに手を加えることで、さらにドライビングダイナミクスを向上させた『メルセデスAMG GT R PRO』も初登場。