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クルマ ニュース

投稿日: 2019.03.04 12:06
更新日: 2019.03.21 16:30

NAロードカーで世界初の1000馬力到達。アストンマーティン、ヴァルキリーのパワートレイン概要を発表

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クルマ | NAロードカーで世界初の1000馬力到達。アストンマーティン、ヴァルキリーのパワートレイン概要を発表

 アストンマーティンは3月1日、レッドブル・アドバンスド・テクノロジーズと共同開発しているハイパーカー『アストンマーティン・ヴァルキリー』に搭載されるV12エンジンおよび、ハイブリッドシステムの概要を発表した。

 北欧神話に登場する半神の名が与えられた『アストンマーティン・ヴァルキリー』はイギリスの老舗スポーツカーメーカーが“究極のロードカー”を謳うハイパーカーだ。

 開発にはF1でパートナーシップを結ぶレッドブル・レーシングが関わり、エアロダイナミクスは“空力の鬼才”とも呼ばれるエイドリアン・ニューウェイが手がけている。2017年に初めてその姿が公になった同車は現在、2019年中のデリバリー開始を目標に開発作業が続けられている段階だ。

 そんなヴァルキリーに搭載されるパワートレインは6.5リットルV12自然吸気エンジン+ハイブリッドであることがすでに伝えられ、ピークパワーは1000馬力を超えることがアナウンスされていた。そんななか今回、アストンマーティンはこのパワートレインのより詳細なスペックに加えて、現在制作中の最新仕様プロトタイプの姿を公開している。

 コクピット後方のミッドシップにフルストレスマウントで搭載されるエンジンはコスワース製で、高回転型のV12 NA型が採用された。1990年代のF1に搭載されていたエンジンをイメージさせるが、当時から20年以上のときを経たいま、設計や構成材料、製造などあらゆる技術分野の進歩を受けて、最大回転数と重量の面で新たな基準を打ち立てているという。

 最大1万1100回転に達するエンジンの気になるピークパワーは約1014馬力。これを1万500回転時に発揮する。アストンマーティンによれば、排ガス規制をクリアする市販ロードカーにおける自然吸気エンジンで1000馬力に到達したのは世界初だという。

■モーターアシストで最高1176馬力、900Nmの大トルクに

アストンマーティン・ヴァルキリーに搭載されるコスワース製6.5リッターV12自然吸気エンジン
アストンマーティン・ヴァルキリーに搭載されるコスワース製6.5リッターV12自然吸気エンジン
最高1160馬力、最大トルク900Nmを発揮するV12 NAエンジンはコクピット後方に搭載される
最高1160馬力、最大トルク900Nmを発揮するV12 NAエンジンはコクピット後方に搭載される


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