トヨタは5月17日、東京都内で5代目にあたる新型GRスープラに関する発表会を開催。5月17日(金)から同モデルの国内発売を開始した。また、これにあわせて、マットストームグレーメタリックカラーの最上級グレード『RS』の本年度分24台について商談申込みの受付を開始した。
新型GRスープラは、TOYOTA GAZOO Racingが展開するスポーツカーシリーズ「GR」の初のグローバルモデルで、2007年にニュルブルクリンク24時間耐久レースに初参戦から現在に至るまで、TOYOTA GAZOO Racingがモータースポーツを通じて蓄積したノウハウが注ぎ込まれている。
5代目となる新型スープラは、2002年に生産終了してから17年ぶりの復活。初代スープラが1978年に誕生して以降受け継がれてきた直列6気筒エンジン搭載のFR車のポジションは新型にも共通。加えて、ホイールベース、トレッド、重心高の3つの基本要素にこだわり、ピュアスポーツカーにふさわしいハンドリング性能を実現している。
グレードは3.0ℓ直6ターボエンジン搭載の「RZ」(車両価格:690万円)、チューニングの異なる2.0ℓ直4ターボエンジン搭載の「SZ-R」(車両価格:590万円)、「SZ」(車両価格:490万円)の3つ。
新型GRスープラはBMW社との包括提携による初の商品として、マグナ・シュタイヤー社グラーツ工場(オーストリア)に生産を委託している。3月から開始した注文予約では3.0リッターターボ搭載車の予約数が予想を上回り、一時は受付困難の状態だったが、本日より受注は再開されている。
既報のとおり、トヨタはこのGRスープラを使ってさまざまなモータースポーツ活動を展開。すでにアメリカではNASCARエクスフィニティ・シリーズに参戦しているほか、今後もニュルブルクリンク24時間耐久レース、2020年スーパーGT GT500クラスなどへ参戦していく。
さらにプレイステーション4用ソフト『グランツーリスモSPORT』ともコラボレーション。eモータースポーツ選手権「FIA GT チャンピオンシップ」のオフィシャルパートナーとなり、「GR Supra GT Cup」も立ち上げており、リアルからバーチャルまで、GRスープラでの活動は多岐にわたる。