autosport web試乗企画第8弾は、夏だ!キャンプだ!BBQだ!とテンション高めなこの季節にピッタリの最新型スズキ・ジムニーシエラを取り上げる。
ジムニーシエラは軽四駆で人気を博すジムニーの普通登録車版。最新型は2018年7月に20年の時を超えて生まれ変わった第四世代となる。
”コンパクト4×4”SUV、ジムニーシリーズの実力を紐解いて、人気の秘密を探っていこう。
■半世紀にわたって色褪せない本物の価値を持つクルマ
ジムニーは、1970年4月に軽自動車初の本格四輪駆動オフロード車として誕生した。軽自動車のジムニーと、普通自動車登録のジムニーシエラのふたつのキャラクターを揃えている。
これまでに3回のフルモデルチェンジを実施。国内のみならず194の国や地域で活躍し、シリーズ累計285万台を達成(2018年3月末時点)している驚異的な”愛されモデル”だ。
コアなファンからは2018年7月のフルモデルチェンジ時に不安の声も出ていたが、最新型はラダーフレームやFRレイアウト、パートタイム4WDなど初代から受け継いできた伝統をしっかりと押さえながら、古さと新しさの両方を感じるレトロモダンな装いとなっている。
このフルモデルチェンジはジムニーファンにも好意的に受け入れられ、世間的なSUV人気にも後押しされたことで、スズキの2019年上半期国内販売台数は前年の同時期を上回った。
この好成績に、最新のジムニーシリーズの人気が貢献していることは明らかだろう。
スズキの広報担当者によると「先代までのシエラは軽ジムニーの影に隠れ気味でしたが、最新型ではシエラの方に注目が集まっているんです」という。
そこで、今回は登録車のジムニーシエラをピックアップ。軽モデルよりも人気を集める理由を探った。
早速、ジムニーシエラの詳細をチェックしていこう。