メルセデス・ベンツのFFスモール。プラットフォームとなるNGCC(ニュー・ジェネレーション・コンパクト・カーズ)の第2世代として、人工知能(AI)技術を活用した音声認識操作などを取り入れた4代目『Aクラス』の姉妹モデル、『メルセデス・ベンツCLA/CLAシューティングブレーク』が登場。流麗なシルエットを持つ4ドアクーペ/シューティングブレークの2代目モデルは8月27日より発売開始となっている。
この新型モデルで第2世代へと更新された『メルセデス・ベンツCLA/CLAシューティングブレーク』は、ベースとなる最多量販ハッチバックの『Aクラス』が4代目になったことに合わせて、伝統的な3BOXスタイルの『Aクラスセダン』が新たにラインアップされるなど、その立ち位置と棲み分けがどうなるかに注目が集まっていた。
そんな周辺環境の元で登場した2代目『メルセデス・ベンツCLA/CLAシューティングブレーク』は、最新Aクラスのデザイン言語である“Sensual Purity(官能的純粋)”に基づき、キャラクターラインやエッジをできるだけ廃し、曲面的表現によりシンプルでありながら陰影による豊かな表情を実現。
前傾するフロントエンドはサメの尖った鼻先を想わせるデザインとしつつ、先代『CLA』のヘッドライトから引き継いだ、外側が膨らむ独特なデザインが『CLA』の継続性を表現している。
メルセデスの現行クーペモデルに通ずるサッシュレスウインドウの採用や、長く、低く構えたボンネット、高いウエストラインとなだらかな流線形のルーフラインにより、エクステリアのデザイン性だけでなく空力性能の改善にも貢献しており、Cd値は0.23を達成するなど、クラストップレベルの空力性能を実現した。
日本導入時点のラインアップは、CLAとCLAシューティングブレークそれぞれに、2リッター直列4気筒直噴ターボのクリーンディーゼル(150PS/320Nm)である”OM654q”に、8G-DCT(8速デュアルクラッチトランスミッション)を組み合わせた『CLA 200 d』と、2リッター直列4気筒ガソリン直噴ターボ(224PS/350Nm)に7G-DCT(7速デュアル クラッチトランスミッション)を組み合わせたCLA 250 4MATICを設定。