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クルマ ニュース

投稿日: 2019.09.19 11:16
更新日: 2019.09.19 14:12

『ボルボV90』系に一部仕様変更。シティセーフティに衝突回避支援機能を追加

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クルマ | 『ボルボV90』系に一部仕様変更。シティセーフティに衝突回避支援機能を追加

 新世代ボルボのエステート&クロスオーバーのフラッグシップモデルとなる『V90』と『V90 Cross Country』が一部仕様変更を受け、標準装備の充実した先進安全機能をさらに強化。その他、プラグイン・ハイブリッドのT8では駆動用リチウムイオンバッテリーの容量が見直されるなど仕様充実の変更を受け、9月12日より発売開始となっている。

 SUVの頂点に位置する『XC90』と並び、同じSPA(スケーラブル・プロダクト・アーキテクチャー)のプラットフォームを採用した『V90』系は、全長で5mに迫ろうかという優雅な体躯と、ボルボのデザイン言語が融合した伸びやかなフォルムが印象的な1台となっている。

 そのプレミアムモデルに施された今回の仕様変更では、従来から標準装備となるCity Safety(衝突回避・被害軽減ブレーキシステム) にステアリング・サポート(衝突回避支援機能)を追加。

 ステアリング・サポート機能は、被害軽減ブレーキだけでは衝突を回避できない場合に、ステアリング操作を補って障害物の回避を支援する安全技術で、ドライバーによるステアリング操作が障害物の回避に不充分であれば、適切な操作量を確保できるようにステアリング操作を補助する。さらに、その回避動作と同時に前後内輪のブレーキを作動させ、緊急回避操作を安全に行えるような機能も備えている。

 また、CTA(クロス・トラフィック・アラート)には衝突回避・被害軽減ブレーキ機能も追加され、駐車スペースから後退して出庫するときの安全を確保。リアバンパーに内蔵されたミリ波レーダーによって、接近する車両や歩行者・サイクリストの存在を検知し、警告音でドライバーに知らせるとともに、必要に応じて被害軽減ブレーキを作動させ、衝突の回避または衝突被害の低減をサポートする。

 その他では個別の車種でも一部仕様変更が行われ、『V90』のプラグイン・ハイブリッドとなるT8ツインエンジンAWDインスクリプションでは、このT8のみに採用されるオレフォス社製クリスタル・シフトノブを新デザインに更新。さらに駆動用リチウムイオンバッテリーの容量が30Ahから34Ahに拡大し、EV走行距離を延長している。

 一方の『V90 Cross Country』は、先日デビューを飾った弟分の『V60 Cross Country』のラインアップに倣う形で名称を整理。従来の「Momentum」に相当するベースグレードと、「Summum」に相当する”Pro”へと名称を一新している。

 搭載されるパワーユニットに変更はなく、2リッター・ガソリン4気筒直噴ターボのT5、同エンジンにスーパーチャージャーを追加したT6、そしてリヤにモーターを配するT8ツインエンジンに加えて、ディーゼルのD4を用意。『V90』はT6とT8のみ、『V90 Cross Country』は全車AWDとなり、価格は691万5741〜992万0371円となっている。

『V90 Cross Country』は、『V60 Cross Country』のラインアップに倣う形でグレード名称を整理

『V90』のプラグイン・ハイブリッドとなるT8 Twin Engine AWD Inscriptionでは駆動用リチウムイオンバッテリーの容量を拡大
ボルボでは、2020年に向け車両間通信を用いた先進安全技術の実用化も進めている


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