BMWの手により現代へと蘇り、最新プラットフォームを手にしてCセグメントのプレミアム・コンパクトへと成長した2代目『MINI Clubman(ミニ・クラブマン)』がモデルチェンジを果たし、ユニオン・ジャックをモチーフにしたLEDリヤ・コンビネーション・ランプなど、英国らしさを際立たせる新しいデザインを採用するとともに、パワートレインも刷新。さらに先代比で75PSもの出力向上を果たした『Clubman』と『MINI Crossover(ミニ・クロスオーバー)』のJohn Cooper Works(ジョン・クーパー・ワークス)モデルも登場し、10月2日から発売開始となっている。
BMWの2シリーズやX1などでも採用される新世代FFアーキテクチャー、UKL2を採用した現行F54型のクラブマンが、さらにプレミアムなポジョションを強化するマイナーチェンジを敢行。
エクステリアではクローム等のデザインエレメントをラジエーターグリル全域に拡張し、より洗練されたダイナミックな印象を与えるフロントデザインに変更し、LEDデイライト・リングは点灯部分が下部で途切れていた従来のデザインから円としてつながったデザインとされた。
一方のリヤもミニのデザイン・アイコンをより強調する意匠変更が行われ、3ドア・5ドア系と同じくユニオン・ジャックをモチーフとしたテールライトに刷新。さらにミラーキャップは空気抵抗を低減する新デザインを採用するなど、よりスタイリッシュな印象となっている。
そして最大の変更点となるパワートレインでは、標準系のガソリンに出力違いの1.5リッター直列3気筒直噴ターボを搭載し、同2リッター4気筒のCooper Sを含めて7速ダブル・クラッチ・トランスミッションを組み合わせた。
そのほか、クーパーD/クーパーS ALL4/クーパーSDには8速スポーツ・オートマチック・トランスミッションを搭載し、すべてのモデルに電子制御式のシフト・ショートノブを採用するなど、よりダイレクトなMINIらしい走りを実現させている。