9月下旬に開幕した2016年パリ・ショーで、ジャガー・ランドローバーは5代目となる新型『DISCOVERY(ディスカバリー)』を発表した。ランドローバーのミドルレンジを担うべく「クラスをリードするオールテレイン走破能力と革新的なデザインを兼ね備え、多用途性に優れた定員7人のフルサイズSUV」としての能力をさらに高めたという。
これまでラダーフレームを下敷きにモノコックボディを融合させた「インテグレーテッド・ボディフレーム」構造を採用し、兄貴分であるレンジローバーか、場合によってはそれ以上の悪路走破性と実用性を兼ね備えた中核モデルとしての役割を担ってきたディスカバリー。
この5代目は、その性格を維持しつつもさらなる先進技術を惜しみなく投入。レンジローバーや、兄弟ブランドのジャガー同様にフルアルミニウム製のモノコック構造へと刷新され、最大480kgもの軽量化を実現。
パワートレーンは3.0リッターV6のガソリンとディーゼルの2本立てに、ZF社製8速ATを搭載し、軽さを成立させた上で拡大されたボディには大人7人が余裕を持って座れる3列シート設計がなされた。
さらに、今年に入ってほぼすべてのジャガー・ランドローバーのラインナップに導入が完了した最新のインフォテインメント『InControl Touch PRO』の拡張機能として、スマートフォンを介して2列目と3列目のシートをリモート操作できる、世界初となる機能『インテリジェント・シートフォールド・システム』を搭載。iOSまたはAndroidでダウンロードした『InControl Remote』アプリを使用し、後部座席2列をわずか14秒で完全にレイアウト変更することが可能となっている。