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クルマ ニュース

投稿日: 2019.12.31 12:37
更新日: 2019.12.31 12:38

納期1年以上のスズキ・ジムニーや人気のホンダN-BOXまで。autosport web的2019年軽自動車10選

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クルマ | 納期1年以上のスズキ・ジムニーや人気のホンダN-BOXまで。autosport web的2019年軽自動車10選

 2019年も新型モデルが続々登場した軽自動車市場。“軽”のレベルを超えた走行性能を持ち、個性的なデザインを追求し、収納やシートアレンジなどのユーティリティに磨きをかけ、安全装備もてんこ盛り……という、至れり尽くせりのキャラクターが揃っている。

 今回はそんな魅力あふれる最新軽自動車のなかから、autosport webが気になる10台を選定。それぞれの車種の特徴やおすすめのポイント、グレード展開や車両価格までをお伝えしよう。最高の愛車選びの参考になれば幸いだ。

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■トヨタ・コペンGR SPORT

■上質なドライビングが味わえる、トヨタ初の軽自動車オープンスポーツ

トヨタ・コペンGR SPORT
トヨタ・コペンGR SPORT

 コペンGR SPORTは、TOYOTA GAZOO Racingが展開するスポーツカーシリーズ“GR”ブランドを冠した初の軽オープンスポーツで、モータースポーツの現場から吸い上げられた知見がフィードバックされた一台だ。

 通常モデル以上にボディ剛性を高めるべく、フロアには大型のブレースがフロントからリヤにかけて張り巡られている。また、強化サスペンションや、専用チューニングが施された電動パワーステアリングなどが採用されている。

 外観は“GR”おなじみの“Functional MATRIX”グリルを採用し、同シリーズの系譜を踏襲する。開口部が大きく取られたグリルは冷却性能の向上に貢献。また、フロントバンパーにエアアウトレットを設定することで、空力性能の向上も図られている。

 インテリアは黒を基調に専用のレカロシート、自発光式3眼メーターを採用するなど、上質な雰囲気に仕上がっている。そして、コペンの最大の特徴である電動開閉式ルーフ『アクティブトップ』を標準装備。気軽にオープン走行を楽しむことができる。

 パワートレインは、ツインカムDVVT3気筒インタークーラーターボ付きエンジンをフロントに置き、駆動方式はFF。車両価格は5速MTモデルが243万5000円、7速スーパーアクティブシフト付CVTにパドルシフトが付きモデルは238万円となっている。

■ダイハツ・タント/タントカスタム

■DNGAを初採用。使い勝手を継承しつつ、走りの基本性能が正常進化

ダイハツ・タント
ダイハツ・タント
ダイハツ・タントカスタム
ダイハツ・タントカスタム

 現行型は4代目で、2019年7月に登場。予防安全技術の搭載に加え、ダイハツ車として初めて『DNGA』(ダイハツ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)が採用された一台だ。

 ダイハツがゼロベースで開発したプラットフォーム『DNGA』を採用したことで、車両重量は先代比で10kg軽量化され、さらにサスペンションもジオメトリから新設計となり剛性が飛躍的に向上した。
 
 外観は優しい印象のタントと、内外装ともにシャープでスポーティなタントカスタムの2モデルが用意されている。両車とも、ボディ表面の隙間や段差を減らすことで風切り音が低減され、室内の静粛性が向上している。

 エンジンはNA(自然吸気)とターボの2機種。NA車は平成30年排ガス基準75%低減レベルを軽自動車で初めて達成。燃料噴射方法など細かな改良が加えられ燃焼効率も高められている。ボディ剛性の強化とサスペンションの最適化により、走る・曲がる・止まるの基本性能も向上されている。

 新開発のCVTにはスプリットギヤ(遊星歯車)が組み込まれた。CVTが苦手とする高速、高回転域に達すると、このギヤが噛み合いエンジンパワーをダイレクトに車軸へ送られる。この技術により駆動力の伝達効率が向上し、低速域でのパワフルな加速、高速域での燃費が改善されている。

 ボディカラーはタントが全9色、タントカスタムが全8色(うち2トーン3色)を用意。車両価格はタントが124万300円〜171万6000円、タントカスタムは157万8500円〜190万8500円の設定だ。

■ダイハツ・ミライース

■低燃費&低価格、最高のコストパフォーマンスが人気の要因

ダイハツ・ミライース
ダイハツ・ミライース

 2017年5月にフルモデルチェンジした2代目ミライース。安価なのに運転支援機能が充実している点から“コスパのよさ”が話題となった。

 外観は角ばった軽自動車とは一線を画し、丸みのあるデザインで親しみやすさを与えながら、空気抵抗は先代比で3%低減に成功している。また、吸遮音材の最適配置、騒音の主要因となるフロンピラーおよびドアミラー形状が見直され、風切り音を低減させるなど静粛性にもこだわりがみえる。

 安全装備に関しては、予防安全機能の第3世代『スマートアシストIII』を搭載。歩行者対応の衝突回避支援ブレーキやペダルの踏み間違えによる誤発進の抑制、コーナーセンサーなど10種類の機能が盛り込まれている。

 ミライースの車両価格ははBグレードで85万8000円、最上級モデルの『G “SAIII”』でも136万4000円と、お手頃な設定だ。

■ダイハツ・ムーヴキャンバス

■女性目線を重視した可愛さ全開のキャラクター

ダイハツ・ムーヴキャンバス
ダイハツ・ムーヴキャンバス

 2016年9月に登場したダイハツ・ムーヴキャンバス。コンセプトは“自身のライフスタイルを楽しむ女性に寄り添う軽自動車”で、ヘッドライトや各エッジ部分に丸みを持たせて、柔らかい雰囲気が演出されている。また、両側スライドドアを採用し、スムーズな乗り降りも実現されている。

 女性を意識した装備としては、紫外線や赤外線をカットする『スーパーUV&IRカットフロントガラス』や着脱して手洗い洗濯ができるシートクロスが用意された。シートの柄はストライプ、チェック、シンデレラ、ブラウンディズニーの4タイプだ。

 自然吸気エンジンにCVTを組み合わせた9グレード展開で、それぞれに2WDと4WDを設定。車両価格は127万6000円〜171万500円だ。

■スズキ・ジムニー

■発売2年目を迎えても納車1年待ちが継続中

スズキ・ジムニー
スズキ、ジムニー

 スズキ・ジムニーの初登場は1970年と、その歴史は実に50年。トヨタ・カローラにも匹敵する長寿モデルだ。現行の4代目は2018年7月に登場。20年ぶりのフルモデルチェンジは大きな注目を集め、デビューから2年目を迎えた現在も納車まで1年以上待ちが当たり前の人気モデルに成長している。

 車体骨格のねじり剛性は先代比で1.5倍も向上し、あらゆる路面で力強い走りを披露する。また、現行型から路面状況に応じて駆動方式を2WDに任意で切り替えられるパートタイム4WDが採用されている。

 グレードは『XG』、中級の『XL』、最上級の『XC』の3つが展開されている。全グレードにDOHC吸気VVTターボエンジンとパートタイム4WDを搭載。トランスミッションは5速MTと4速ATの2機種を用意された。

 車両価格は148万5000円〜187万5500円。新車の納期は1年以上を要し、中古車市場でも価格が高騰気味なので、購入を検討する方はご留意いただきたい。


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