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クルマ ニュース

投稿日: 2020.01.29 14:01
更新日: 2020.01.31 11:50

豪華絢爛“アル&ヴェル”に新型グランエース、デリカD:5などオートスポーツWEB的おすすめミニバン10選

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クルマ | 豪華絢爛“アル&ヴェル”に新型グランエース、デリカD:5などオートスポーツWEB的おすすめミニバン10選

 トヨタ・アルファード/ヴェルファイアの“超”贅沢仕様から、8人乗りのトヨタ・グランエース、使い勝手重視の中型定番モデル、トヨタ・ノア&ヴォクシー、ニッサン・セレナ、ホンダ・ステップワゴン、そして、キャラクター性の強いミツビシ・デリカD:5やホンダ・フリードクロスターまで、今購入できる最新ミニバンの選択肢は幅広い。
 
 今回はそんな魅力あふれる最新ミニバンのなかから、オートスポーツWEBが独自の目線で10台を選定。それぞれの車種の特徴やおすすめのポイント、グレード展開や車両価格、最新の改良情報までをお伝えしよう。最高の愛車選びの参考になれば幸いだ。

* * * * * * * *

■トヨタ・グランエース

トヨタ新型グランエース
トヨタ新型グランエース

 国産車には設定がなかった大型高級ワゴンというジャンルに、トヨタが投入したのがグランエースだ。グランエースという車名は、スペイン語で“大きな”を意味する『GRAN』と、英語で“優れた者”を意味する『ACE』の造語だ。

 定員8名の移動車といえば、トヨタ・ハイエースが主流だが、グランエースは、ミニバンの居住性の良さと豪華装備、ステーションワゴンのようなスタイリッシュなデザイン性を合わせた1台となっている。

 ボディサイズは全長5300mm、全幅1970mm、全高1990mmで、ゆとりのあるもの。大柄ながら走行安定性や静粛性のレベルが高く、スマートフォンと連動したオーディオシステムを採用するなど、移動時間を有効に活用したいという要望を叶える装備が用意されている。

 ホイールアーチやボディ下部に取り付けられるクラッディングパネルをはじめ、リヤバンパーの下端に至るまで金属調の加飾が奢られ、まるでトヨタ・クラウンのような佇まい。足元には17インチのアルミホイールを装着し、存在感を高めている。最小回転半径は5.6mと、取り回しの良さも魅力だ。

新型グランエースのインパネ
新型グランエースのインパネ

 グレードは4列シート/定員8名の『G』と3列シート/定員6名の『Premium』。『G』の4列目は収納を考慮し、ワンタッチで座面が跳ね上がるチップアップシートが採用されている。『Premium』は2列目と3列目の4座に、ロングスライド機構やパワーリクライニング機構、パワーオットマン、快適温熱シート、格納式テーブルが用意されるエグゼクティブパワーシートも導入されている。

新型グランエースの3列目シート
新型グランエースの3列目シート

 パワートレインは2.8リッター直列4気筒ディーゼルターボエンジンと6速ATの組み合わせ。最高出力は177ps、最大トルクは46.1kgmを発生する。駆動方式はFR。安全装備も共通の設定で、走行速度約30km/h以上で機能するレーダークルーズコントロールが標準装備となる。車両価格は、『G』(8人乗り)が620万円、『Premium』(6人乗り)が650万円だ。

新型グランエースはフル乗車時でも荷室にスーツケースを積み込めるスペースを確保
新型グランエースはフル乗車時でも荷室にスーツケースを積み込めるスペースを確保

■トヨタ・アルファード/アルファードハイブリッド

トヨタ・アルファード SR "Cパッケージ”
トヨタ・アルファード SR “Cパッケージ”

 内外装の高級感や、車内の広さと快適な居住性、高出力エンジンの搭載など、トヨタが量販するミニバンにおいて、最高峰に君臨するのがアルファードだ。

 初代は2002年に登場、現行型は3世代目で2015年1月にデビューした。モデルライフは6年目を迎えるが、毎年のようにアップデートを重ねており、完成度の高さは人気の高さに比例している。

 2017年12月には大規模なマイナーチェンジを実施。ヘッドランプ、フロントグリル、フロントバンパー、リヤコンビネーションランプなどの意匠変更により、フロントマスクの表情の威圧感は倍増した。

 また、全車にトヨタの第2世代予防安全パッケージ『Toyota Safety Sense』を装備。カメラ・レーダーの性能向上により、自転車や夜間の歩行者を検知可能な『プリクラッシュセーフティ』や、車線走行維持アシスト機能『レーントレーシングアシスト』などが盛り込まれている。

 内装においては、メーター加飾やシート表皮、木目の色目が変更され、全体的に上質さが向上している。パワートレインは2.5リッター直列4気筒と3.5リッターV型6気筒の2種類のガソリンに加え、ハイブリッドも用意された。

 直近の一部改良は、2019年12月に実施。スマートフォンとの連携が可能となった9インチのディスプレイオーディオシステムが標準装備となった。車両価格はハイブリッド車が454万7000円~775万2000円、ガソリン車が352万円~761万9000円。

■トヨタ・ヴェルファイア/ヴェルファイアハイブリッド

トヨタ・ヴェルファイア ZG(2WD)
トヨタ・ヴェルファイア ZG(2WD)

 兄弟車のアルファードとともに大型ミニバン市場を席巻してきたヴェルファイア。ボディサイズやパワートレインはアルファードと共通だが、豪華絢爛さを全面に出すアルファードに対し、ヴェルファイアはシンプルなグリルや細めのヘッドライトでクールな印象の表情を醸し出すなど、内外装ともにスポーティなキャラクターだ。

 安全装備では、アルファードと同様に第2世代予防安全パッケージ『Toyota Safety Sense』を全車に標準装備。歩行者検知システム、車線維持支援、遮光ハイビーム、道路標識をディスプレイに表示する『ロードサインアシスト(RSA)』が盛り込まれている。

 パワートレインは2.5リッター直列4気筒と3.5リッターV型6気筒の2機種のガソリン。それに、1.5リッター直列4気筒+モーターのハイブリッド仕様を用意している。車両価格は、ハイブリッド車が454万7000円~775万2000円、ガソリン車が352万~761万9000円。

■トヨタ・ノア

トヨタ・ノア Si(ハイブリッド)
トヨタ・ノア Si(ハイブリッド)

 2001年のデビュー以来、子育て世代の家族をはじめ、多くのユーザーに選ばれてきたトヨタ・ノア。現行型は2014年1月に登場した3世代目。数々のアップデートを重ね、2019年1月には予防安全機能などソフト面の一部改良も実施された。

 外観の変更点は、ヘッドランプにオートレべリング機能付Bi-Beam LEDと面発光のLEDクリアランスランプを採用。内装は、インパネ、シート、天井までブラックで統一された上質な空間で、タコメーターには丸型リングが特徴のオプティトロンメーターが用意されている。

 衝突回避支援パッケージ『Toyota Safety Sense』は、昼間の歩行者も検知対象に加えたレーザーレーダー+単眼カメラを搭載。そのほか、ペダル踏み間違い時における衝突被害軽減を目的としたパーキングサポートブレーキも新たに設定された。

 レース好きには『Si “GR SPORT” 』(車両価格330万6000円)がおすすめ。GR SPORTのグレード名どおり、専用エンブレムやスポーツシート、アルミペダルを備えたスポーツグレードだ。

 シリーズ全体の車両価格はガソリン車が255万6400円~330万6600円、ハイブリッドが305万9100円~334万7300円。現在、内外装にメッキ加飾を施した特別仕様車『Si “W×B II”』も発売中。

■ニッサン・セレナ

ニッサン・セレナ AUTECH
ニッサン・セレナ AUTECH

 セレナは、“広さ、使いやすい、快適”の三拍子を揃えたミニバン。キャラクター性、価格帯、装備内容など素体の良さに加え、電動パワートレイン『e-POWER』や同一車線自動運転技術『プロパイロット』が人気を後押ししている。

 5代目となる現行型は、2016年8月に登場。2019年8月のマイナーチェンジで、ハイウェイスターモデルにニッサンの“顔”である『ダブルVモーショングリル』を採用。『セレナe-POWER』グレードには16インチアルミホイール仕様も追加された。

 安全装備では、ニッサン車としてハイビームアシスト機能を初採用。カメラが状況を検知し、フロント両側に12個ずつ配置されたLEDの照射パターンを変化させ、高い視認性を維持できるようになった。また『踏み間違い衝突防止アシスト』も全車に標準装備となった。

 パワートレインは1.2リッター直列3気筒+モーターの『e-Power』と2.0リッター直列4気筒+モーターのマイルドハイブリッド車の2系統に分かれる。『e-Power』の車両価格は299万7500円~392万7000円。マイルドハイブリッド車の車両価格は、257万6200円~356万700円。いち押しは、『e-Power』に用意されている『セレナ e-Power AUTECH Vパッケージ』。専用内外装に加え、シャシーも強化され、専用ECUチューンも装備されている。


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