メルセデス・ベンツが”EQ POWER”と銘打って展開する電動シリーズのうち、プラグインハイブリッド仕様となる4輪駆動モデル『GLC350e 4MATICクーペ』が登場。先代モデルに対しリチウムイオンバッテリーの蓄電容量とモーター出力を向上させ、4月3日より発売開始となっている。
ダイムラー社が1907年に世界初の4輪駆動システムを備えた乗用車を開発したことを受け、メルセデス・ベンツ・ジャパンが4月4日を“4輪駆動の日”として日本記念日教会に申請、正式登録されたことにもちなみ、2019年10月に登場した新型『GLCクーペ』をベースとした4輪駆動プラグインモデルが同日より日本上陸を果たした。
今回追加された新型『GLC350e 4MATICクーペ』は、最高出力211PS、最大トルク350Nmを発生する2リッター直列4気筒ターボエンジンに、最新世代のプラグイン・ハイブリッドシステムを採用。バッテリー容量拡大によりモーターアシストの性能が向上し、全体のシステム総合出力は320PS(235kW)、最大トルクも700Nmという強力な数値をマークする。
また、時速130km/hまではモーターのみのEV走行が可能となり、実用域でも電気自動車として走行することができ、その一充電走行可能距離も45.2km(等価EVレンジ)を確保した。
キーテクノロジーとなるバッテリーは、ダイムラーの完全子会社であるDeutsche ACCUmotive社によって生産された13.5kWhのリチウムイオン電池を搭載。小型化されたバッテリーセルは複数モデルへの展開が想定されるなど、汎用性の高い設計が採用された。