トヨタ・ヨーロッパは6月1日、2度のF1ワールドチャンピオンであるフェルナンド・アロンソが人気のピックアップトラック『トヨタ・ハイラックス』のプロトタイプモデルをテストしたと発表した。
元F1王者で、2018／19年のWEC世界耐久選手権ではTOYOTA GAZOO RacingのトヨタTS050ハイブリッドを駆り、シリーズタイトル獲得と2度のル・マン24時間優勝を成し遂げたアロンソ。
また、このスペイン人ドライバーは今年1月、サウジアラビアで開催されたダカール・ラリーにコドラバーのマーク・コマとともに参戦すると、ラリーレイド仕様のトヨタ・ハイラックスで過酷なラリーを戦い抜き、初出場ながら総合13位での完走を果たしている。
そんなアロンソが今回テストドライブを行ったのは、ボディにカモフラージュが施された市販仕様のハイラックス・プロトタイプだ。2020年モデルの試作車であるこのクルマは2.8リットルの新型パワートレインを搭載しサスペンション形状なども見直されているという。
土と砂利に覆われたラリー用スペシャルステージで行われたテストで、新型車のステアリングを握ったアロンソは走行後、次のように語った。
「ハイラックスはアイコンであり、僕はずっとこのクルマのファンだった。新型ハイラックスを初めて見たとき、それは素晴らしいものにみえたよ」
「難しい環境のなかラリーステージで新車をテストし、限界までプッシュできたことは良かったと思う。新型の2.8リットルエンジンはとてもよく機能し、新しいサスペンションは最高の感触だった」
「ニューハイラックスは限界までプッシュしても快適性はそのままなんだ。このクルマは無敵だと思うよ」
アロンソともに新型ハイラックスのテストを行ったトヨタ・ヨーロッパは、このテストの模様を短編動画として公開。その最後は「COMING SOON」の文字で締めくくられ、2020モデルの登場が予告されている。
