レクサスは6月18日、フラッグシップクーペの『LC500』にコンバーチブルモデルとなる『LC500コンバーチブル』を新設定すると発表。あわせてLC500コンバーチブル特別仕様車“Structural Blue(ストラクチュラルブルー)”の限定販売ならびにLC500h、LC500の一部改良をアナウンスした。
2017年からの3年間で、スーパーGT GT500クラスチャンピオンを2度獲得したレクサス陣営のベース車両に選ばれていたLC500。このフラッグシップクーペは同ブランドの変革の象徴として独創的なデザインが優れた走行性能を実現したモデルだ。
そのLC500に待望のコンバーチブルモデルが誕生し、2020年からは新たな選択肢が増えることとなった。その外観ではコンバーチブルの存在感とともに、LC独自の世界観を表現。ルーフ開閉の有無にかかわらず美しいシルエットを描くスタイリングが目指されている。
具体的には、ドアエンドのベルトラインのキックアップ形状とトランクの後端を跳ね上げたリヤシルエットにより、キャビンまわりの適度なタイト感と前後の伸びやかさを併せ持つプロポーションとした。また、トランク後端を左右方向に広げることで、ラグジュアリースポーツらしい存在感を際立たせている。
ルーフはソフトトップを採用。こうすることで収納スペースを最小化し、車両重量の軽量化にも貢献している。また、15秒で開閉するソフトトップは吸音材を組み合わせた4層構造とし、車内の静粛性が高められた。
インテリアでは、シート肩口のキルティングや穴径の異なる3種類のパーフォレーション加工によるグラデーションを表現するなど、車外からの見え方にこだわった作りとなっている。
走りに関しても妥協を許さず、クーペと同様に鋭く優雅な走りを実現させた。それを可能にするのが高いボディ剛性と、アルミニウムやマグネシウムなどを効果的に使用し、高剛性と軽量化を両立させた上で設定された重量バランスだ。さらに、リヤにはパフォーマンスダンパーが採用されている。
カラーラインアップは外装色11色とソフトトップ計2色、内装色3色で44通りの組み合わせが設定され、ユーザーのライフスタイルに応じたコーディネートが可能だ。