2014年に登場した初代が世界中でヒットを記録したコンパクト・クロスオーバーSUV『メルセデス・ベンツGLA』がフルモデルチェンジを受け2代目に進化。よりスタイリッシュなエクステリアをまといながら、兄弟車の『GLB』同様により広々とした室内空間も実現し、この6月25日より予約受注が開始されている。
初代同様、メルセデスのボトムラインを担う『Aクラス』をベースに仕立てられた『GLA』は、クローム仕上げで力強いデザインのアンダーガードと2本のパワードームを備えたボンネットの処理も継承。
それでいて、4ドアクーペの『CLA』を思わせる上下方向に薄く、シャープで抑揚の効いたヘッドライトや、リヤにむかってなだらかに下降していくルーフライン、上下方向にスリムなサイドウインドウ・グラフィックにより、スタイリッシュな都市型SUVとしての存在感をより主張するデザインが採用された。
一方、先代比で大きく進化を果たした室内空間は、運転席と助手席の着座位置を従来型より97mm高く設定し、ベースの『Aクラス』比でも140mm、その兄弟車『Bクラス』対比では52mmもの高さを確保。これにより全方位の視認性が向上し、運転しやすさを生み出すとともに乗降性も大幅に改善させている。
また後席スペースも足元が従来比で116mm延伸され、前後方向のゆとりが大きく向上。さらに140mmの前後調整が可能な60:40分割のスライド機構を備え、そのバックレストは40:20:40分割可倒式とし7段階のリクライニング機構を採用するなど、後席乗員の快適性も大幅にアップさせている。