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クルマ ニュース

投稿日: 2020.08.27 06:30
更新日: 2020.08.26 19:38

ボルボがSUVパワートレインを一新。年内には全モデル電動化で第一段階完了へ

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クルマ | ボルボがSUVパワートレインを一新。年内には全モデル電動化で第一段階完了へ

 内燃機関のみを搭載した車両を廃止し、プラグインハイブリッドや48Vハイブリッドの導入、そしてフルEVへの転換など全ラインアップの電動化を進めているボルボは、8月25日付けで『XC40』『XC60』そして『XC90』のSUVシリーズでT系、D系で揃えていたガソリン、ディーゼルのパワートレインを廃止。新たにB系の48Vハイブリッドやプラグインモデルを拡充し、SUVモデルは全車電動化を果たすこととなった。

 同日に「2020年内にはボルボのすべての国内販売モデルから内燃機関のみの車両を無くし、すべてのモデルをプラグインハイブリッドもしくは48Vハイブリッドとする」と宣言し、電動化への第一段階完了を予定するボルボは、その手始めとしてSUVモデル全ラインアップのパワートレインを一新、8月25日から発売を開始している。

 そのボトムを担うコンパクトSUVの『XC40』には、従来のガソリン仕様“T4”と“T5”が廃止され、新たに48Vハイブリッドモデル“B4”と“B5”に置換。さらに、シリーズ初のプラグインハイブリッドモデル“Recharge Plug-in hybrid T5”が導入された。

 このRecharge Plug-in hybrid T5は、ボルボの小型車向けプラットフォームCMA初のプラグインハイブリッドモデルとなり、新開発の3気筒1.5リッター直噴ガソリンターボエンジン(180PS/265Nm)に、60kW/160Nmを発生する電気モーターと、こちらも新開発の7速DCTを組み合わせる。

 小排気量エンジンによるレスシリンダー化と直噴技術による回転数の抑制、さらにモーターと7速DCTのコンビネーションによるハイブリッド走行時の燃料消費の最適化を図るとともに、EV走行のみによるゼロエミッション走行が可能で、プラグインレンジは45.6kmとなっている。

 また、48Vハイブリッドで出力違いの設定となる2リッター直列4気筒直噴ターボと48VハイブリッドシステムのB4(197PS/300Nm)とB5(250PS/350Nm)は、後者が『XC90』で先行して日本導入を果たしたパワートレインとなり、エンジン本体も約90%ものパーツが新設計された第3世代Drive-E (ドライブイー)として誕生した。

8月25日付けで『XC40』『XC60』そして『XC90』のSUVシリーズでT系、D系で揃えていたガソリン、ディーゼルのパワートレインが廃止された
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『XC40』にもプラグインハイブリッドが設定され、国内導入全てのラインアップにPHVが揃った
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