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クルマ ニュース

投稿日: 2021.02.19 06:50
更新日: 2021.02.18 23:45

マクラーレン、680psを発生する最新ハイブリッドスポーツ『アルトゥーラ』発表

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クルマ | マクラーレン、680psを発生する最新ハイブリッドスポーツ『アルトゥーラ』発表

 マクラーレン・オートモーティブは2月17日、新型ハイブリッド・スポーツカー『マクラーレン・アルトゥーラ』のワールドプレミアを行った。

 アルトゥーラはマクラーレン初となるハイパフォーマンス・ハイブリッド・スーパーカーの量産モデル。レーシングカーとロードカーのノウハウと技術が注がれた1台だ。

 搭載されるパワートレインは新開発の3.0リッターV型6気筒ツインターボ・ガソリンエンジンと、電動モーター、高エネルギー密度バッテリーパックで構成され、システムの合計出力は最高680ps(500kW)、最大トルクは720Nmを発生する。

 新開発のV型6気筒ツインターボ・ガソリンエンジンの最高出力585psで、1リッターあたりの出力は200psに迫り、585Nmのトルクを発揮。ドライサンプ式でアルミニウム製のため、エンジンは160kgと軽量かつコンパクトな設計となっている。

マクラーレン・アルトゥーラ
マクラーレン・アルトゥーラ

 
 このV6ツインターボ・ガソリンエンジンと調和して働くEモーターは、トランスミッションのベルハウジング内に搭載される。最高出力95ps(70kW)、最大トルク225Nmを発生し、1キロあたりの電力密度はマクラーレンP1のシステムを33%も上回るという。

 また、アルトゥーラはマクラーレン・カーボン・ライトウェイト・アーキテクチャー(MCLA)を採用する初めてのモデルだ。その内部では、コンパクトなHPHパワートレイン、電気系統で使われる配線の重量を10%削減するなど、徹底的な軽量化が図られた。

 搭載されているハイブリッド・コンポーネントの総重量はわずか130kg(うちバッテリーが88kg、Eモーターが15.4kg)で、車両重量は1498kgに。これは、ハイブリッド・パワートレインを搭載していないスーパーカーと同等レベルといって差し支えないものだ。

 これらのパッケージにより、アルトゥーラの発進時のパフォーマンスは0-100km/h加速が3.0秒、0-200km/hは8.3秒、0-300km/hでは21.5秒をマーク。最高速度は330km/hに制限されている。

 マクラーレンがるハイパフォーマンス・ハイブリッド・スーパーカーと呼称する同モデルは完全なプラグインハイブリッド(PHEV)機能を備えており、標準的なEVSEケーブルを使ってわずか2時間半で80%充電できる。また、選択した走行モードに応じて、走行中に内燃エンジンからバッテリーに充電することも可能だ。

 ボディサイズは全長4539mm、全幅2080mm、全高1193mmで、ホイールベースは2640mm。エクステリアデザインは、スーパーカーらしい低いノーズにキャブフォワード、ハイテールのスタンスで、マクラーレン特有のディへドラル・ドアは、よりボディに沿って開閉しミラーはさらにタイトに折りたたまれて格納される。

 そのフォルムは、空力性能と冷却のために気流を整え、パフォーマンスを最大化するよう造形されていて、フロント・スプリッターの中央部分は『eHVACシステム』の吸気口であるとともに、オプションのADASパッケージのフロント搭載レーダーも配置されている。

 コクピットはこれまでのモデル以上にドライバー中心の空間となり、走行モードのセレクターはインストゥルメント・ビナクルに移動された。代わってビナクルがステアリングコラムにマウントされ、ステアリングホイールとともに調節できるようになるなど運転時の人間工学がいっそう強化された。その結果、ステアリングから手を離さずに走行モードを調節できるようになっている。

マクラーレン・アルトゥーラ
マクラーレン・アルトゥーラ
マクラーレン・アルトゥーラ
マクラーレン・アルトゥーラ
マクラーレン・アルトゥーラ
マクラーレン・アルトゥーラ

■次のページへ:納車は2021年第3四半期に開始予定


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