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投稿日: 2021.04.01 16:42
更新日: 2021.04.01 16:51

ル・マンにV12エンジンの咆哮。ゴードン・マレーT.50ダイノ・シミュレーション公開


 ゴードン・マレー・オートモーティブ(GMA)は3月31日、『T.50』に搭載されるコスワース製V型12気筒エンジンのダイナ・シミュレーションで収められたサウンドをYouTubeのゴードン・マレー・オートモーティブ公式チャンネルで公開した。

 T.50は元F1カーデザイナーのゴードン・マレーが立ち上げたGMAが、世界100台限定車として発売するスーパーカー。V12エンジンを積みながら徹底した軽量化により986kgという車重を実現させ、パワー・トゥ・ウエイトレシオは672PS/tをマークする。

 マレー自身が手掛けたエアロダイナミクスでは、車両後部に直径400mmの電動ファンを備え“ファン・カー”として知られる伝説のF1マシン、ブラバムBT46と同様に、車体下部を流れるエアを吸い出すことで、より大きなダウンフォースを得る仕組みが採用された。

 そんなT.50は、コスワース製3.9リットルV型12気筒自然吸気エンジンをリヤミッドに搭載。バンク角65度の同エンジンの最高出力663PS/11500rpm、最大トルクは467Nm/9000rpmだ。レブリミットは1万2000回転で、アストンマーティン・ヴァルキリーに搭載されるV12と同じく高回転型NAエンジンとなっている。

 今回、ゴードン・マレー・オートモーティブは『コスワースGMA』と名付けられたこのエンジンをコスワース社のダイナに載せ、ル・マン24時間レースの舞台となるサルテ・サーキットでの走行を想定したシミュレーションを実施。公開された動画にはその一部が収められ、いまや貴重な存在となった高回転NAのサウンドを聞くことができる。

ゴードン・マレーT.50は、V型12気筒自然吸気エンジン(3994cc)を搭載する。
ゴードン・マレーT.50は、V型12気筒自然吸気エンジン(3994cc)を搭載する。


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