BMWの高性能モデルを手掛けるBMW M社が関わった現行モデルのラインアップにおいて、もっともパワフルなエンジンを搭載し、さらなる軽量化を追求したMハイパフォーマンスモデル『BMW M5 CS(エムファイブ・シーエス)』が登場。2021年4月12日午前11時より、BMWオンライン・ストアにて、わずか5台限定の希少モデルとして発売が開始される。
通常ラインにスポーティなエッセンスを加える“M-Sport”に始まり、各シリーズの最上位となる“M550i”などのMパフォーマンス・モデル、そして本家の“M”に加えてサーキット走行を見据えたスパルタン仕様の“Competition(コンペティション)”など多種多様なラインアップを揃える現行“M”に、その頂点と言うべき世界限定1100台の最強モデルが設定された。
現行5シリーズ最速を誇る『BMW M5 Competition』をベースに、4シーターで公道走行可能な認可モデルとして極限の性能を盛り込んだ“CS”専用のチューンとスタイリングを採用する今回の限定車は「BMW Mの歴史上でもっともパワフル」な4.4リッターV型8気筒BMWツインパワー・ターボを搭載する。
そのアウトプットはベースモデルを10PS上回る、635PSを発生。それでいながら最大トルクの750Nmも1300rpmという極低回転域から供給されるなど、モータースポーツに由来する高回転特性を備えつつ、日常ユースでもストレスのないフレキシビリティを発揮する。
そのユニットにドライブロジック付き8速Mステップトロニック・トランスミッションを組み合わせた『BMW M5 CS』は、0-100km/h加速で0.3秒のタイムアップを果たし、わずか3秒フラットの驚異的瞬発力を誇る。
Eセグメントサルーンとして最高峰の俊敏性獲得には約70kgの軽量化も貢献しており、7mmダウンの車高と『BMW M8グランクーペ』用に開発されたショックアブソーバーを装備。このダンパーは高速走行時の乗り心地を高めるとともに、ホイールの荷重変動を抑えて限界域でのハンドリングを向上させている。