現行ジャガーのラインアップで中軸を担うEセグメントのミドルクラス・サルーン『XF』と、そのワゴンバリエーションの『XF SPORTBRAKE(XFスポーツブレイク)』が、存在感のあるエクステリアとモダンでラグジュアリーな空間に刷新された2021年モデルとなって登場した。最新インフォテインメント・システム“Pivi Pro”やドライバー支援システムを標準装備し、マイルド・ハイブリッド・テクノロジー(MHEV)を採用した最新の2.0リッター直列4気筒INGENIUMディーゼルも追加され、5月11日より受注開始となっている。
2015年から日本上陸を果たした現行の2代目『XF』は、長兄の『XJ』や末弟の『XE』と同じくアルミニウムを使用した最新アーキテクチャーを採用し、モジュラー構造のガソリン/ディーゼルをラインアップするINGENIUM(インジニウム)ユニットを搭載する。モデルライフ中期にはFRに加えてAWDも追加し、ステーションワゴンの『XFスポーツブレイク』も投入されるなど、地道な改良と進化を遂げてきた。
その『XF』2021年モデルでは、新たに最高出力204PS、最大トルク430Nmを発揮する最新の2.0リッター直列4気筒INGENIUMディーゼル・エンジン(MHEV)をラインアップし、2.0リッター直列4気筒INGENIUMガソリン(P250、P300)と合わせて計3種類のエンジン・バリエーションに。
さらにAWDの全輪駆動とFRの後輪駆動、そしてサルーンとステーションワゴンの組み合わせにより、全11グレード展開と豊富な選択肢が用意された。
2021年モデル最大の識別点となるエクステリアは、前後のバンパーやジャガーのヘリテージロゴをかたどったグリルメッシュデザインのフロントグリル、そして“ダブルJ”グラフィックのシグネチャーデイタイムランニングライト付きプレミアムLEDヘッドライトなど、より存在感のあるデザインに更新しながら機能性を向上。
厳選された素材と精緻なディテールにより、モダンで落ち着きのある空間としたインテリアは、乗り心地をよくするためシートフォームを見直し、センターコンソールやシフトレバー、ステアリングホイールなどのドライバーを取り囲む装備をより洗練されたデザインへと刷新した。