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クルマ ニュース

投稿日: 2021.06.29 12:11
更新日: 2021.06.29 13:03

ニッサン、240Zのサファリ優勝50周年記念した『ジューク・ラリートリビュート』を公開

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クルマ | ニッサン、240Zのサファリ優勝50周年記念した『ジューク・ラリートリビュート』を公開

 ニッサン・オートモーティブ・ヨーロッパは、『ニッサン・フェアレディZ/ダットサン240Z』が1971年のサファリ・ラリーで勝利を収めてから今年で半世紀を迎えたことを記念し、この歴史的な車両の活躍を讃えるトリビュートカラーを『ニッサン・ジューク』に施し、現代のニッサン・ラリーカーのイメージを示すデザインスケッチを公開した。

『ジューク・トリビュート・コンセプト』と名付けられた車両のイメージは、2002年以来19年ぶりにWRC世界ラリー選手権カレンダーに復帰した“サファリ・ラリー”の開幕に合わせて披露された。

 象徴的なブラックのボンネットフードとホイールを備えたジューク・トリビュート・コンセプトは、市販モデルの『ニッサン・ジューク』をベースにデザインされたもの。日本では導入されていないこの新型コンパクトSUVモデルは、道路上では堅牢で高視点のスタンスを保ち、フロントとリヤのオーバーハングが短いため優れた敏捷性と潜在的なオフロード性能を備えている。そのため、ジューク・トリビュート・コンセプトの設計においては自然な出発点となったという。

 コンセプトモデルでは、オーダーメイドのオフロードタイヤに対応するためホイールアーチが拡大され、これによってスタイリングはより堂々としたものとなった。また、この他の外観上の変更点は、ボンネットとルーフへのライトポッドの追加や、リヤハッチ内にスペアタイヤ2本を搭載する専用のスペースが用意されたことなどが挙げられる。

 臙脂(えんじ)色のボディとブラックのボンネットフード、同色のホイールに加え、ラリープレートとNo.11のゼッケン、そしてシェルのスポンサーロゴが取り入れられたカラーリングは、1971年のサファリ・ラリーでニッサンに大会2連覇をもたらしたダットサン240Z(エドガー・ヘルマン/ハンス・シューラー組)への視覚的なオマージュに他ならない。

ニッサン・ジューク・ラリートリビュート・コンセプト(左)とダットサン240Z(右)
ニッサン・ジューク・ラリートリビュート・コンセプト(左)とダットサン240Z(右)

 このジューク・ラリートリビュート・コンセプトが採用するパワートレインは電動モーターを組み合わせたハイブリッド・パワートレインであり、より高い効率性を実現するとともに、瞬時に発生するトルクであらゆる状況下でのパフォーマンスが向上している。

「ジューク・ラリートリビュート・コンセプトは、1971年の東アフリカラリーに伝説的な240Zで参加し、勝利を収めるというニッサンのレガシー中でも象徴的な瞬間を祝うものです」と語るのは、ニッサン・オートモーティブ・ヨーロッパのブランドおよびカスタマーエクスペリエンス担当副社長であるコラリー・ミューシー。

「このモデルは、半世紀前の勝利を祝うだけでなく、クロスオーバー、印象的なデザイン、電動化におけるニッサンの先駆的な歴史を反映している。このような印象的なイメージによって、その驚くべき勝利の50周年を祝えることをうれしく思います」

ボンネットとルーフ上に追加のライトポッドが装着されたニッサン・ジューク・ラリートリビュート・コンセプト
ボンネットとルーフ上に追加のライトポッドが装着されたニッサン・ジューク・ラリートリビュート・コンセプト
リヤのラゲッジスペースにスペアタイヤを搭載する
リヤのラゲッジスペースにスペアタイヤを搭載する
ダットサン240Z(ニッサン・フェアレディZ) 1971年サファリ・ラリー優勝車
ダットサン240Z(ニッサン・フェアレディZ) 1971年サファリ・ラリー優勝車
ニッサン・ジューク・ラリートリビュート・コンセプト(外観イメージ:フロント&サイド)
ニッサン・ジューク・ラリートリビュート・コンセプト(外観イメージ:フロント&サイド)
ニッサン・ジューク・ラリートリビュート・コンセプトの走行イメージ
ニッサン・ジューク・ラリートリビュート・コンセプトの走行イメージ


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