レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

クルマ ニュース

投稿日: 2016.12.14 17:12
更新日: 2016.12.14 17:13

苦手な回転域なし!? トヨタ”TNGA”を活用した革新的パワートレーン群を発表

レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る


クルマ | 苦手な回転域なし!? トヨタ”TNGA”を活用した革新的パワートレーン群を発表

 クルマの基本性能である「走る」・「曲がる」・「止まる」をレベルアップさせるために、トヨタが標榜する「いいクルマづくり」の構造改革「Toyota New Global Architecture(TNGA)」。その第一弾として登場した4代目『プリウス』や、間もなくのデビューが予定されるコンパクト・クロスオーバーの『C-HR』に続いて、今度はエンジン・トランスミッション・ハイブリッドシステムを一新し、優れた走行性能と高い環境性能の両立を追求し、大幅に進化させるパワートレーン群を発表した。

 トヨタはTNGAによりクルマを骨格から変え、低フード化・低重心化・運動性能の向上を図り、2015年発売の4代目『プリウス』以降、新プラットフォームの採用拡大に取り組んでいる。同時に、クルマの中核となるパワートレーンについても、低重心化とともに優れた走行性能と高い環境性能を両立させた新型の開発に着手。

 この新型パワートレーンは高い環境性能はもちろんのこと、走行性能においては“トヨタの走りを変える”ために「ダイレクト&スムース」をテーマに重点的に開発に取り組んだという。

 今回の発表で核となったのは「直列4気筒2.5リッター直噴エンジン」「新型8速&10速オートマチック」「2.5リッター用ハイブリッド・マルチステージTHSⅡ」の3点。

 このうち、新型エンジンは高速燃焼技術、可変制御システムの採用のほか、排気・冷却・機械作動時などの様々なエネルギーロスを少なくして熱効率を向上。ロングストローク化した上で、バルブ挟角拡大、レーザクラッドバルブシートの採用、吸気ポートの形状をストレート化し、吸気効率を改善した。

 また、マルチホールインジェクターや連続可変容量オイルポンプなど、現在のモータースポーツ直噴にもつながる技術を大幅に採り入れることで、最大熱効率40%という内燃機関最高水準の性能を達成。端的に言えば、”低速でもトルクがあり、高回転でパワーを発揮し、省燃費性能にも優れる”理想のエンジンに仕上がったという。

直列4気筒2.5L直噴ガソリンエンジン
直列4気筒2.5L直噴ガソリンエンジン

FF用8速オートマチックトランスミッション
FF用8速オートマチックトランスミッション

FR用10速オートマチックトランスミッション
FR用10速オートマチックトランスミッション


関連のニュース