レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

クルマ ニュース

投稿日: 2021.09.13 06:50
更新日: 2021.09.11 23:46

スバル、新型『WRX』を世界初公開。2.4L水平対向エンジン採用の新世代AWDパフォーマンスカー

レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る


クルマ | スバル、新型『WRX』を世界初公開。2.4L水平対向エンジン採用の新世代AWDパフォーマンスカー

 スバルのアメリカ法人、スバル・オブ・アメリカは9月10日、新型『スバルWRX』の米国仕様車を世界初公開した。

 1992年に『スバル・インプレッサWRX』として初代モデルが日本で発売されて以来、スバルのAWD(オール・ホイール・ドライブ)スポーツパフォーマンスを象徴するモデルとして、多くのファンから支持されてきた『WRX』に待望の新型モデルが登場した。

『スバルWRX』としては2代目となるこのニューモデルは、パワートレインが刷新され、スポーツ走行時の優れた加速性能はもちろん、日常的な使用においても気持ちのよい加速フィーリングを実現する2.4リットル水平対向4気筒直噴ターボエンジンが搭載される。

 最高出力271hp(約274PS)/最大トルク258ft·lb(約349.8 Nm)を発揮するエンジンに組み合わされるミッションは6速マニュアルと“Subaru Performance Transmission(スバル・パフォーマンス・トランスミッション)”と呼ばれるCVTの2タイプで、後者採用モデルにはDレンジでの走行中もドライバーの加減速操作に応じて変速をレスポンス良く行う“スポーツ変速制御”を採用。また、同モデルのAWDシステムにおいては、AWDならではの安定性とスポーティな回頭性を両立するVTD(Variable Torque Distribution)が採用されている。

 刺激的な走りを実現するため、スバルはWRXの価値を根幹から支える、圧倒的な動的質感の進化に着手した。その基礎部分として同社はWRXに初めてスバルグローバルプラットフォームを採用し、フルインナーフレーム構造や構造用接着剤を組み合わせることでボディやシャシーを高剛性化。ステアリング操作への応答性を高めると同時に、不快な振動や揺れを低減させ上質な走りをも手に入れた。

 これには高剛性化されたシャシーに合わせたサスペンションジオメトリの最適化も寄与しており、具体的には従来型に対し実用ストロークを伸ばし、接地性や安定感を向上させている。

 これらのクルマの進化は一部グレードに採用された、スイッチ操作ひとつでスポーツカーの走りから上質な乗り心地まで、クルマのキャラクターを大きく変化させることができるドライブモードセレクトに見ることができる。これはパワーユニットだけでなく、ステアリングやダンパー、エアコンに至るまで搭載ユニットの制御を細かく調整することで、ドライバーの好みやシーンに応じたさまざまなモードを実現する機能だ。

新型スバルWRXの走行イメージ(フロント)
新型スバルWRXの走行イメージ(フロント)
新型WRXに搭載される2.4リットル水平対向エンジンは最高出力271hp(約274PS)/最大トルク258ft·lb(約349.8 Nm)を発揮する
新型WRXに搭載される2.4リットル水平対向エンジンは最高出力271hp(約274PS)/最大トルク258ft·lb(約349.8 Nm)を発揮する
新型WRX(MY2022)の走行イメージ
新型WRX(MY2022)の走行イメージ

■次のページへ:パフォーマンスカーならではのデザインと走行時の操縦安定性を両立


関連のニュース