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クルマ ニュース

投稿日: 2021.11.22 15:14
更新日: 2021.11.22 15:17

フェラーリ、伝説の“デイトナ”を継承する最新スペチアーレ『デイトナSP3』をワールドプレミア

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クルマ | フェラーリ、伝説の“デイトナ”を継承する最新スペチアーレ『デイトナSP3』をワールドプレミア

 イタリアの本拠地ムジェロ・サーキットで開催された2021年の『フェラーリ・フィナーリ・モンディアーリ』の会場にて、1960年代のスポーツカー耐久シーンを席巻した伝説の名車『330 P3/4』や『412P』にオマージュを捧げる最新スペチアーレ、フェラーリ『Daytona SP3(デイトナSP3)』が世界初公開。2018年の『Monza SP1(モンツァSP1)』や同『SP2』で始まった“Icona(イーコナ)”シリーズの系譜に加わる限定モデルとして、限定生産がアナウンスされた。

 11月20日付でワールドプレミアとなった、伝説のスポーツプロトタイプをインスピレーションの源とするこの最新タルガモデルは、エアロダイナミクスの重要性が急速に高まっていたころの『330 P4』や『350 Can-Am』『512 S』といったレーシングカーのデザインに通じる、着脱可能なハードトップを備える“タルガ”ボディを採用して姿を現した。

 そのフロントウインドウはラップアラウンド式のスクリーンがキャビンを包むように配され、その両側にしなやかなフェンダーが隆起するスポーツプロトタイプを想起させる流麗なデザインを採用。サイドボディから後部に向けてもほっそりとしたウエストから外へ張り出すマッシブな形状がダイナミックな印象を与えている。

 また、デザインでも機能面でも象徴的な要素となる“バタフライドア”には、導風路となるエアボックスが内蔵され、サイドに搭載するラジエーターへと空気を導きつつフロントタイヤからの気流制御にも貢献。この形状や面の処理も『512 S』を彷彿とさせると同時に、サイドミラーもドアではなくフェンダー頂点へと移され、これも1960年代のスポーツプロトタイプを思わせる配置とされた。

 もちろん、この位置が選ばれたのは視認性を高めドアのインテークへ向かう気流に影響を及ぼすのを避けるためで、カバーと支柱はCFD(Computational Fluid Dynamics/数値流体力学)によるシミュレーションが行われ、ドラッグを減らすための完璧な形状が追求された。

ラップアラウンド式のスクリーンがキャビンを包むように配され、その両側にしなやかなフェンダーが隆起するスポーツプロトタイプを想起させる流麗なデザインに
ラップアラウンド式のスクリーンがキャビンを包むように配され、その両側にしなやかなフェンダーが隆起するスポーツプロトタイプを想起させる流麗なデザインに
デザインでも機能面でも象徴的な要素となる“バタフライドア”には導風路となるエアボックスが内蔵され、サイドに搭載するラジエーターへと空気を導き、フロントタイヤからの気流制御にも貢献
デザインでも機能面でも象徴的な要素となる“バタフライドア”には導風路となるエアボックスが内蔵され、サイドに搭載するラジエーターへと空気を導き、フロントタイヤからの気流制御にも貢献
ESCやABS e/EBD、F1-Tracにe-Diff 3.0、SCM-Frs、SSC(サイド・スリップ・ コントロール)6.1など数多くの電子制御機構を搭載する
ESCやABS e/EBD、F1-Tracにe-Diff 3.0、SCM-Frs、SSC(サイド・スリップ・ コントロール)6.1など数多くの電子制御機構を搭載する

■6.5リッターV型12気筒エンジンは840PSを発生。最高速は340km/hをマーク


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