4月12日、ホンダは四輪車の電動ビジネスの取り組みに関し、電動化に向けた進捗と将来への事業変革について発表したが、このなかで「操る喜びを電動化時代にも継承」すべく、ふたつのスポーツモデルを将来グローバルに投入すると発表した。
12日に行われた発表では、ホンダは二輪車、四輪車、パワープロダクツや船外機、航空機を合わせて年間3,000万台規模の世界一のパワーユニットメーカーとして、幅広い製品の動力源のカーボンニュートラル化に取り組んでおり、その実現には、エンジンからバッテリーの単純な置き換えではない、多面的、多元的なアプローチが必要と考えているとした。
今後ホンダは四輪車において、2024年前半に商用の軽EVを100万円台で投入すること、パーソナル向けの軽EV、SUVタイプのEVを投入、さらにEV向けプラットフォーム『Honda e:アーキテクチャー』を採用した商品を2026年から投入し、2030年までに軽商用からフラッグシップクラスまで、グローバルで30機種を展開するなど、四輪電動事業に関する計画を発表した。
また一方でホンダはカーボンニュートラルや電動化に挑むなかでも、「常にFUNもお客様に届けていきたい」という想いから、「操る喜びを電動化時代にも継承し、ホンダ不変のスポーツマインドや、際立つ個性を体現」するようなふたつのスポーツモデルをグローバルに投入すると発表した。
この紹介では、『スペシャリティ』と『フラッグシップ』とされる、流麗なモデルを想起させるイメージ画像も公開された。現段階ではモータースポーツと直結するものではないかもしれないが、ホンダのスポーツモデルは多くのファンが待ち望むものだけに、期待を高めるものになりそうだ。
