更新日: 2023.08.10 12:04
『トヨタ・ノア/ヴォクシー』トップレベルの運転支援機能搭載ミニバンが300万円以内から購入可能
長年、ミドルミニバンのトップランナーとして君臨しているトヨタ・ノア/ヴォクシー。2022年1月に登場した新型は、最近のトヨタ車に採用されているTNGA技術や利便系メカニズム&装備が投入されたことで、名実ともに“最新”を名乗るにふさわしいミニバンだ。
プラットフォームやパワートレイン、機能装備など、あらゆる部分がパワーアップしたといっても過言はないが、なかでも最も注目なのが充実した運転支援機能だ。
先代に装着されていたトヨタセーフティセンスは、ACCやLTAなどの運転支援機能は省略されていた簡易型で、ライバルのニッサン・セレナやホンダ・ステップワゴンに比べると、最大の弱みになっていた。販売台数はノア/ヴォクシーが圧勝していたが、実際の商談の際にはユーザーから指摘されることも多かったようだ。
2022年1月に登場した新型ノア/ヴォクシーには、フル機能版のトヨタセーフティセンスが全グレードに標準装着されている。遅れをとっていた運転支援機能の水準をトヨタ車のトップレベルに引き上げてきた。
最後発の最新仕様の強みもあって、支援走行時の加減速や操舵支援も極めて巧み。LTA作動時の挙動もいたずらにコース中央をキープするのではなく、後側方から接近するクルマの動きや周囲状況に応じて自然なラインを走ってくれる。なかでも高速道路での渋滞時により柔軟な運転支援を行う『アドバンストドライブ』は、限定的なハンズオフ運転にも対応する優れものだ。
また、パワートレインの性能強化も見逃せない。ガソリン車は先代の1.8リッターエンジンから2.0リッターのダイナミックフォースエンジンへ、ハイブリッド車は先代と同じ1.8リッター+モーターのハイブリッドだが、駆動モーターやバッテリーを強化した改良ユニットを採用している。いずれもひとクラス上の動力的な余裕を手に入れて、燃費も共に向上している。