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投稿日: 2022.04.20 14:30
更新日: 2023.08.10 12:04

『トヨタ・ノア/ヴォクシー』トップレベルの運転支援機能搭載ミニバンが300万円以内から購入可能


クルマ | 『トヨタ・ノア/ヴォクシー』トップレベルの運転支援機能搭載ミニバンが300万円以内から購入可能

 長年、ミドルミニバンのトップランナーとして君臨しているトヨタ・ノア/ヴォクシー。2022年1月に登場した新型は、最近のトヨタ車に採用されているTNGA技術や利便系メカニズム&装備が投入されたことで、名実ともに“最新”を名乗るにふさわしいミニバンだ。

 プラットフォームやパワートレイン、機能装備など、あらゆる部分がパワーアップしたといっても過言はないが、なかでも最も注目なのが充実した運転支援機能だ。

 先代に装着されていたトヨタセーフティセンスは、ACCやLTAなどの運転支援機能は省略されていた簡易型で、ライバルのニッサン・セレナやホンダ・ステップワゴンに比べると、最大の弱みになっていた。販売台数はノア/ヴォクシーが圧勝していたが、実際の商談の際にはユーザーから指摘されることも多かったようだ。

 2022年1月に登場した新型ノア/ヴォクシーには、フル機能版のトヨタセーフティセンスが全グレードに標準装着されている。遅れをとっていた運転支援機能の水準をトヨタ車のトップレベルに引き上げてきた。

新型は、迫力感を重視したスタイリングに変化。ノアの標準ボディ車も3ナンバー化され、よりフロントグリルを強調するデザインを採用。グレードは『X』『G』『Z』の3タイプを用意。
新型は、迫力感を重視したスタイリングに変化。ノアの標準ボディ車も3ナンバー化され、よりフロントグリルを強調するデザインを採用。グレードは『X』『G』『Z』の3タイプを用意。
ノアのエアロボディ車のスタイルは、先代以上にヴォクシーに寄った仕上がり。開口部いっぱいに広がる独特のグリル形状が印象的だ。グレードは『S-G』と『S-Z』の2タイプ。装備/機能は、標準ボディ車の『G』と『Z』に準じている。
ノアのエアロボディ車のスタイルは、先代以上にヴォクシーに寄った仕上がり。開口部いっぱいに広がる独特のグリル形状が印象的だ。グレードは『S-G』と『S-Z』の2タイプ。装備/機能は、標準ボディ車の『G』と『Z』に準じている。
ヴォクシーは標準ボディ車の設定はない。『S-G』と『S-Z』のふたつのエアロボディ車のみを用意。ヘッドライトが上下分割タイプとなっているところが、ノアのエアロボディ車との違い。車両価格はノアに比べて若干高めの設定。
ヴォクシーは標準ボディ車の設定はない。『S-G』と『S-Z』のふたつのエアロボディ車のみを用意。ヘッドライトが上下分割タイプとなっているところが、ノアのエアロボディ車との違い。車両価格はノアに比べて若干高めの設定。

 最後発の最新仕様の強みもあって、支援走行時の加減速や操舵支援も極めて巧み。LTA作動時の挙動もいたずらにコース中央をキープするのではなく、後側方から接近するクルマの動きや周囲状況に応じて自然なラインを走ってくれる。なかでも高速道路での渋滞時により柔軟な運転支援を行う『アドバンストドライブ』は、限定的なハンズオフ運転にも対応する優れものだ。

 また、パワートレインの性能強化も見逃せない。ガソリン車は先代の1.8リッターエンジンから2.0リッターのダイナミックフォースエンジンへ、ハイブリッド車は先代と同じ1.8リッター+モーターのハイブリッドだが、駆動モーターやバッテリーを強化した改良ユニットを採用している。いずれもひとクラス上の動力的な余裕を手に入れて、燃費も共に向上している。

先代の大きな弱点だった運転支援機能も、最新のトヨタセーフティセンスを搭載することで克服。ACC&LTAの制御も極めて自然。トヨタ車の中ではトップレベルの性能が与えられている。
先代の大きな弱点だった運転支援機能も、最新のトヨタセーフティセンスを搭載することで克服。ACC&LTAの制御も極めて自然。トヨタ車の中ではトップレベルの性能が与えられている。
1.8リッターのシリーズパラレルハイブリッドは、システム的には先代の改良型となるが、電動系やバッテリーまわりは新開発ユニットを搭載するなど、動力性能や燃費性能は先代を明らかに凌駕している。
1.8リッターのシリーズパラレルハイブリッドは、システム的には先代の改良型となるが、電動系やバッテリーまわりは新開発ユニットを搭載するなど、動力性能や燃費性能は先代を明らかに凌駕している。
プラットフォームはTNGAの技術を盛り込んだGA-Cを新採用。既存のプリウス/カローラ用とは別にフロアパネルやサスペンションを専用設計。随所にミニバンに適した工夫が盛り込まれている。
プラットフォームはTNGAの技術を盛り込んだGA-Cを新採用。既存のプリウス/カローラ用とは別にフロアパネルやサスペンションを専用設計。随所にミニバンに適した工夫が盛り込まれている。

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