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クルマ ニュース

投稿日: 2022.04.26 07:35
更新日: 2022.04.25 18:31

アウディ、旗艦『A8』を3年半ぶりに刷新。S lineエクステリアも設定し7月より発売開始

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クルマ | アウディ、旗艦『A8』を3年半ぶりに刷新。S lineエクステリアも設定し7月より発売開始

 アウディの旗艦サルーンとして、軽量&高剛性ボディ設計のアウディスペースフレーム(ASF)や前後不等分トルク配分のquattro、高効率直噴エンジンやフルLEDマトリクスヘッドライトなど、つねに『技術による先進』を体現してきた『A8』が大幅なアップデートを受けた。最新のデザイン言語をはじめ、シャシー制御や最先端のドライバーアシスタンスシステムなどを搭載。また、同車初となる“S lineエクステリア/インテリア”のオプションパッケージも設定され、7月からの発売が予定されている。

 4月21日に発表された第4世代『A8』のフェイスリフトでは、底辺を広げたシングルフレームグリルにより存在感を増した表情をはじめ、各所に施されたクロームインサートによってエクステリア面でも一眼見たプレステージ性が高められた。

 新たに全モデルに標準装備するマトリクスOLEDリヤライトは、薄く軽量でデザインの自由度が高く、消費電力の少ない有機発光ダイオード(OLED)を採用し、走行モードによりその表情を変えるとともに後続車が2m以内に近づくと、すべてのOLEDセグメントを点灯させることで車間距離を警告する機能も備える。

 一方のパワートレインでは、双方ともにツインスクロールターボを採用した3.0TFSI(340PS/500Nm)と4.0TFSI(460PS/660Nm)の2種類のパワーユニットを設定。いずれも8速ティプトロニックと組み合わせた48V電源システムによるマイルドハイブリッド(MHEV)を搭載しており、高効率かつ力強い走行を実現する。

 このMHEVシステムはリチウムイオンバッテリーとベルト駆動式オルタネータースターター(BAS)により、減速時には最大12kWのエネルギーを回生。また、コースティング(惰力走行)時のエンジン完全停止に加えアイドリングストップの動作速度を22km/hへと高めたことにより、100km走行あたり最大0.7リッター(欧州値)の燃料削減を達成している。

 さらに通常時には前40:後60の非対称トルク配分を行う機械式センターディファレンシャル搭載のフルタイム4輪駆動システム“quattro”も健在。それを支えるボディパネルやフレーム部分にはアルミニウムを使用する一方、キャビンに熱間成型スチールコンポーネントとカーボンファイバー(CFRP)のパネルを採用しており、マグネシウムを用いたストラットタワーバーなど高いボディ剛性と軽量化を両立している。

 また、足元には標準装備のアダプティブエアサスペンションに加えて、先進のプレディクティブアクティブサスペンションをオプション設定(『S8には標準装備)。これは車両が路面や走行条件を先読みし、それぞれ1100Nmを発生する電動モーターを内蔵した4つのサスペンションを瞬時に独立制御することで、車両の姿勢変化を整えるテクノロジーとなる。

■次のページへ:S lineインテリアプラスパッケージなど新たな選択肢も用意された

消費電力の少ない有機発光ダイオード(OLED)を採用したマトリクスOLEDリヤライトを装備
足元には標準装備のアダプティブエアサスペンションに加えて、先進のプレディクティブアクティブサスペンションをオプション設定


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