スバルは8月25日、フォレスターに『STI Sport』グレードを追加設定し、同日発売したと発表した。重心が高いSUVに合わせた専用チューニングを施すことで、スポーツセダンのような操縦安定性と、上質な乗り心地を両立させた。
2018年6月に発表された第5世代のフォレスターは、「乗る人すべてがたのしく快適な空間を共有できるよう、取り回しのよさと室内の広さを両立したパッケージング、使い勝手の良い装備を採用し、SUVらしいたくましさが感じられるデザインを表現」した、スバルが最量販車種と位置づけるグローバル戦略車。
そんなフォレスターに設定された『STI Sport』は、STIコンプリートカーの開発やスーパーGT、ニュルブルクリンク24時間、ラリー等モータースポーツ参戦で培ってきた走りの技術をもとに、日常のドライブ領域で“ドライバーとクルマの一体感”を目指し開発したモデル。重心が高いSUVに合わせた専用チューニングを施すことで、スポーツセダンのような操縦安定性と、上質な乗り心地を両立させた。
フロントサスペンションには、快適な乗り心地と俊敏でスポーティな走りを高次元で両立する、STIチューニングの日立アステモ製SFRDフロントダンパーを採用。コーナリングなど車体に大きな入力が加わった際は高い減衰力を発生させてロールを抑制し、タイヤの接地性を向上させ、通常走行時は、低い減衰力でロードノイズなどの車両に伝わる微振動を軽減する。
また、フロントサスペンションの特性に合わせて、リヤサスペンションにも専用のチューニングを施し、車体全体のバランスを最適化し、リヤのスタビリティを高めている。
エクステリアは、艶のあるブラックパーツをあしらい、上質感と大人のスポーティさを表現。アルミホイールには特別な光輝感を備えた『スーパーブラックハイラスター塗装』を施した。ボディカラーは、専用パーツとマッチする4色展開となる。
インテリアもブラックパーツをあしらうことで、大人のスポーティテイストを表現。また、ボルドー＆ブラックの専用ナッパレザーシートにより、快適かつ上質な空間を創り上げた。フォレスターの特徴を最大限に際立たせながら、『STI Sport』の上質でスポーティな走りを視覚的にも表現している。
今回、『STI Sport』以外のグレードもライティングスイッチの操作性の見直しを行ったほか、ボディカラー展開もダークブルー・パールをサファイアブルー・パールへと変更し、一部改良モデルとして発表している。フォレスターの詳細については、ホームページ（https://www.subaru.jp/forester/forester/）まで。
