レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

クルマ ニュース

投稿日: 2022.11.30 07:30
更新日: 2022.11.30 02:24

フォルクスワーゲンが“ワールドカー”と位置付けるフル電動SUV、新型『ID.4』が日本上陸

レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る


クルマ | フォルクスワーゲンが“ワールドカー”と位置付けるフル電動SUV、新型『ID.4』が日本上陸

 フォルクスワーゲンが「ワールドカー」と位置付け、電気自動車専用に新たに開発されたアーキテクチャーを採用した、ブランド初となるフル電動SUV『ID.4(アイディ・フォー)』がいよいよ日本にも上陸。2種類のバッテリー容量を設定して最大561km(WLTCモード)の航続距離を実現するとともに、導入仕様“ローンチ・エディション”には家庭用充電器設置費用などの支援パッケージも用意され、取り扱い店舗の158拠点にて11月22日より発売開始となっている。

 グループの総力を結集して開発された、電気自動車専用のまったく新しいアーキテクチャー『モジュラー・エレクトリックドライブ・マトリックス(MEB)』を採用するID.4は、大容量のバッテリー搭載による長い航続距離と、リヤモーター・リヤ駆動レイアウト、低重心設計によるダイナミックなドライビングといった特徴を兼ね備える。

 その最新BEVアーキテクチャーにより、大容量バッテリーを前後アクスル間のアンダーボディに搭載し、構造部材としても組み込む設計とし、ロングホイールベース・ショートオーバーハング化によってボディサイズに対して1クラス上のモデルに匹敵する室内空間を実現する。

 重量のあるバッテリーを前後アクスル間のアンダーボディに格納することで車両の低重心化と最適な前後重量バランスを実現すると同時に、駆動用モーターの大トルクを余すことなくトラクションに変換するリヤ駆動とすることでダイナミックなドライビング性能がもたらされる。

 本国では2020年に登場し、すでに北米や中国でも生産、販売される世界戦略モデルとして、2021年には全世界で約12万台が販売された同車だが、日本仕様には2種類のバッテリー容量とそれぞれ異なるモーター出力を用意。

 最大航続距離は388kmの“ID.4 ライト・ローンチ・エディション”は52kWhのバッテリーを搭載し、125kW(170PS)/310Nmのモーターを搭載し、上級グレードかつ主力モデルとして設定される“ID.4 プロ・ローンチ・エディション”では、77kWhの大容量バッテリーと150kW(204PS)/310Nmのモーターを搭載。0~100km/h加速は8.5秒(欧州発表値)を記録し、最大航続距離は561kmを誇っている。

大容量のバッテリー搭載による長い航続距離と、リヤモーターリヤ駆動レイアウト、低重心設計によるダイナミックなドライビングといった特徴を兼ね備える
電気自動車専用のまったく新しいアーキテクチャー”モジュラー・エレクトリックドライブ・マトリックス(MEB)”を採用する
従来のシフトノブに代わる新装備、ドライブモードセレクターと統合されたメーターディスプレイや、大型のセンターディスプレイを採用し、近未来的なインパネデザインを演出

■次のページへ:バッテリーの熱管理システムにより、充電時間の短縮や長寿命化を達成


関連のニュース