ヨーロッパでは長い歴史を持つ車種として知られ、2020年に誕生40周年を迎えたFIAT PROFESSIONAL(フィアット プロフェッショナル)のベストセラー商用車『DUCATO(デュカト)』が、いよいよ日本に上陸。世界的キャンピングカー需要の高まりもあり、不動の“キャンパー”ベースとして親しまれてきた同車の2022年モデル(シリーズ8)が、12月1日より正規販売代理店にて発売開始となっている。
2022年2月10~13日に、幕張メッセで2年ぶり開催となった日本最大のキャンピングカー・イベント『ジャパン・キャンピングカー・ショー2022』でもお披露目されていた同モデルは、2020年に誕生40周年を迎えた長い歴史をもつ小型商用車で、2020年と2021年にはヨーロッパにおいてベストセラーモデルとなり、欧州商用車市場で7割のシェアを誇る定番モデルでもある。
これまで全国のキャンピングカー・ビルダー複数社が輸入モデルとして販売してきた実績があるものの、この正規導入により架装業者へのB-to-B(法人間取引)だけでなく、個人でのビジネスユースにも対応するなど、商用車としての新たな選択肢として加わることになる。
その2022年モデルのエクステリアでは、象徴的なフィアットのエンブレムが装着された大型のフロントグリルに、LEDテクノロジーを採用したヘッドライトおよびデイタイムランニングライトが採用され、同車ならではのライトシグネチャーを表現。バンパー下部の左右にはコーナリング機能付きフロントフォグランプも備わる。
ボディ骨格には、日本における商用車セグメントでは他に類を見ない、伝統の“オールフォワード”アーキテクチャーを採用し、前輪駆動の利点を活かした広い荷室空間と多様なアレンジにより優れた快適性と積載性を実現する。
一方のインテリアも、電動パーキングブレーキや機能的で省スペースなドアパネルの採用により広いキャビンスペースを実現。操作スイッチ類を集約した革巻きのステアリングホイール、メーター類は7インチフルカラーTFTディスプレイとするなど、乗用車と遜色のない運転感覚を味わうことができる。
また、デジタル処理したリヤビュー画像を表示するデジタル・ルームミラーを採用し良好な後方視界を確保。センターコンソール中央には10インチ・タッチスクリーンを備えたUconnectインターフェイスを装備し、ナビをはじめApple CarPlay/Android Autoも使用可能となっている。