ボルボのグローバル販売台数の約3割を占める屋台骨へと成長した、ミドルサイズSUVの『XC60』。その新型となる2代目が、ジュネーブ国際モーターショーの会場でワールドプレミアされた。
初のフルモデルチェンジとなったこの新型は、すでに新世代モデルへと移行している格上の『XC90』や、今後のデビューが予定されている『XC40』などと同様、ボルボの新たなプラットフォーム戦略によるモジュラーシャシー、「SPA(スケーラブル・プロダクト・アーキテクチャー)」を採用。
エクステリアデザインも一新され、スタイリッシュでシャープなラインを特徴とし、ヘッドライトもLED化された上で、デイタイム・ランニング・ライトとなる”トールハンマー”が組み込まれた。
インテリアも兄貴分の『XC90』に通じる、スカンジナビアン・デザインが採用されており、美しさと上質な素材感を両立した空間に、最新のテクノロジーを組み合わせる新たなボルボの流儀を踏襲している。
そして、同社の代名詞でもある先進安全の面でも、3つの新技術が導入された。
ボルボが輸入モデルとしてクラスで初導入したオートブレーキ・システムの「シティ・セーフティ」に、新たに「ステアリング・アシスト機能」を追加。
50〜100km/hの速度域で作動し、車両、歩行者やサイクリスト、大型動物まで検知するオートブレーキでも衝突を回避できない場合に、ステアリングの操作をアシストして前方の障害物を避けるサポートを行う。
1 2