ポルシェジャパンおよびポルシェカレラカップジャパン（PCCJ）委員会は3月15日、ポルシェジャパンモータースポーツのスカラシッププログラムである“ポルシェジャパンジュニアドライバー”に平安山良馬を選出したことを発表した。

　現在20歳の平安山は、2014年から地元沖縄のカートシリーズでキャリアをスタートさせ、2020年と2021年は全日本カート選手権で戦い、2022年からはFIA-F4に参戦し、4位という最高位を残している若手ドライバーだ。

　また、2023年にはポルシェジャパンジュニアドライバーとしてPCCJへのステップアップカテゴリーであるポルシェスプリントチャレンジジャパン（PSCJ）に718ケイマンGT4クラブスポーツで参戦し、GT4クラスのシーズン最多勝を記録している。

「まず初めに、ポルシェジャパンのジュニアドライバーとして選んでいただいた関係者の皆さま、ありがとうございます」と平安山は喜びを語った。

「2023年はポルシェジャパンのジュニアドライバーとしてPSCJで初めてGTカーレースに参戦し、さまざまな経験を積むことができました。そして今シーズンは目標であったPCCJに参戦できることを嬉しく思います」

　さらに平安山は「ポルシェはカッコよくて憧れのクルマでもあるので、このクルマでレースすることを考えるとワクワクが止まりません。簡単に勝てるシリーズではありませんが、シーズン終了後にドイツで開催されるポルシェモータースポーツのオーディションに参加できるような結果を残したいです」と意気込んでいる。

　なお、今シーズンに平安山がPCCJでドライブする91号車のポルシェ911 GT3カップは、麻宮騎亜氏の代表作のひとつ『彼女のカレラ』の連載開始から20周年を記念したスペシャルラッピングを纏って戦う。

　ドライバーのみならずマシンカラーリングにも注目の2024年PCCJは、4月5〜7日に鈴鹿サーキットで開催されるF1日本GPのサポートレースとして第1戦が開催される予定だ。