Naoyuki Hata

 スーパー耐久シリーズの第2戦がスポーツランドSUGOを舞台に、引き続き2グループに分けられて開催された。ST-4クラスとST-5クラスによるグループ2では、TOYOTA Team TOM’S SPIRIT 86の松井孝允/蒲生尚弥/坪井翔組がポール・トゥ・ウインを達成。5クラス混走となったグループ1では、スリーボンド日産自動車大学校GT-Rの内田雄大/藤井誠暢/平峰一貴組が劇的な大逆転によって、開幕2連勝を果たすこととなった。

 スポーツランドSUGOで行われたスーパー耐久シリーズ第2戦は、3時間による2グループ開催となったが、開幕戦と異なるのはグループ区分。今回はグループ1がST-X、ST-1、ST-2、ST-3、そして今回から名称をST-Rから改められたST-TCRの5クラス混走となり、グループ2はST-4とST-5と、言うなれば従来どおりのスタイルに戻された。なお、予選とグループ2の決勝レースを土曜日に行うのは、開幕戦と同じだ。

 グループ2でポールポジションを獲得したのは、TOYOTA Team TOM’S SPIRIT 86の松井孝允/蒲生尚弥/坪井翔組。坪井は今回から井口卓人に代えての起用となる。

TOYOTA Team TOM’S SPIRIT 86の松井孝允/蒲生尚弥/坪井翔組
TOYOTA Team TOM’S SPIRIT 86の松井孝允/蒲生尚弥/坪井翔組

 スタートを担当した松井は、オープニングの1周だけで1秒半の差をつけ、早々に逃げの構えに。第2スティントを担当した坪井が、デビュー戦ということでエアジャッキが降りる前にエンジンをかけてしまい、ドライビングスルーペナルティを課せられてしまうが、それでも最終スティントを担当した蒲生は「後続に合わせて走っていました」というのだから、いかに圧倒的なスピードを最後まで維持していたかがわかるだろう。

 坪井にとってはデビューウイン、そして松井と蒲生にとっては「やっと勝てました。本当に久々の優勝」となった。

村上モータースMAZDAロードスターNDの村上博幸/脇谷猛組
村上モータースMAZDAロードスターNDの村上博幸/脇谷猛組

 一方、ST-5クラスでも村上モータースMAZDAロードスターNDの村上博幸/脇谷猛組が、ポール・トゥ・ウインを達成。村上とチームにとってはSUGOで2年連続の優勝となった。

「気持ち良く走れました」と村上が語れば、「去年は給油係でした(笑)。それはそれで優勝できて嬉しかったんですが、今度はドライバーとして勝ててなお嬉しいです」と脇谷。

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