更新日: 2024.12.01 21:19
全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第3戦は新王者小出峻がポール・トゥ・ウインを飾る
全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第1大会は12月1日、13時25分から第3戦の決勝レースが行われ、途中セーフティカーが入る展開となったものの、それに動じず小出峻(HFDP WITH B-MAX RACING)がポール・トゥ・ウイン。2024年のチャンピオンが今季8勝目を飾りシーズンを終えた。
すでに第1戦で小出峻(HFDP WITH B-MAX RACING)のチャンピオン、第2戦でTOM’Sのチームチャンピオンが決まり、迎えた13時25分からの第3戦。第1戦の結果でグリッドが決まっており、小出がポールポジション。第2戦ウイナーの小林利徠斗(モビリティ中京 TOM’S 320 TGR-DC)が2番手につけた。
スタートでは、フロントロウの小出、小林とも好スタートを決めるが、7番手からスタートし、抜群の加速を決めた古谷悠河(Deloitte. HTP TOM’S 320)が3番手に浮上する。これに荒川麟(TEAM DRAGON 324)が続き、中村仁(モビリティ中京 TOM’S 320 TGR-DC)が5番手に。さらに、最後尾スタートながら一気に7台をかわしてきた野中誠太(PONOS Racing TOM’S 320 TGR-DC)が6番手に浮上した。
上位陣の争いは序盤小出が逃げる一方、2番手の小林、ニュータイヤを履いた3番手の古谷が接近戦を展開していく。ただそんななか、4周目の最終コーナー立ち上がりで8番手のケイレン・フレデリック(Pilot ONE Racing with B-MAX)がコースアウト。ストレートで外側にストップし、セーフティカーが導入された。
ただ、9周目のリスタート後も順位変動はなく、小出はふたたびリードを築いていくとそのままフィニッシュ。第1戦に続くポール・トゥ・ウインで今シーズンを締めくくった。また、この日は第1戦後に急遽招いた両親の前での勝利となり、小出はレース後「これまで四輪のレースでぜんぶリタイアとか、そんなレースばかりだったんです。でもそんなジンクスを払拭したいと思っていました。今日は第3戦でしっかり優勝して、ひとつ親孝行ができたと思っています」と笑顔をみせた。
2位は小林、3位は鈴鹿での第17戦以来の表彰台となる古谷となった。マスタークラスはチャンピオンのDRAGON(TEAM DRAGON 324)が3連勝を飾りシーズンを終えている。2024年のスーパーフォーミュラ・ライツは小出がチャンピオン、チームチャンピオンはTOM’S、マスタークラスチャンピオンはDRAGONという結果に終わった。
全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第1大会
モビリティリゾートもてぎ 第3戦決勝結果
Pos. | No. | Class | Driver | Car | Laps | Grid |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 50 | 小出峻 | HFDP WITH B-MAX RACING | 14 | 1 | |
2 | 38 | 小林利徠斗 | モビリティ中京TOM’S 320 TGR-DC | 14 | 2 | |
7 | 37 | 古谷悠河 | Deloitte. HTP TOM’S 320 | 14 | 7 | |
3 | 13 | 荒川麟 | TEAM DRAGON 324 | 14 | 3 | |
5 | 35 | 中村仁 | モビリティ中京TOM’S 320 TGR-DC | 14 | 5 | |
13 | 36 | 野中誠太 | PONOS Racing TOM’S 320 TGR-DC | 14 | 13 | |
4 | 2 | 荒尾創大 | HFDP WITH TODA RACING | 14 | 4 | |
9 | 4 | 菅波冬悟 | JMS RACING TEAM | 14 | 9 | |
8 | 60 | 伊東黎明 | LMcorsa OTG 320 | 14 | 8 | |
10 | 5 | 入山翔 | IRISアルビレックス-RT | 14 | 10 | |
11 | 30 | M | DRAGON | TEAM DRAGON 324 | 14 | 11 |
12 | 8 | M | 清水康弘 | GNSY 324 | 14 | 12 |
R | 1 | K.フレデリック | Pilot ONE Racing with B-MAX | 3 | 6 |
天候:晴れ 路面:ドライ
ファステストラップ:小林利徠斗(モビリティ中京 TOM’S 320 TGR-DC) 1’44.996(4/14)