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 ヒョンデは、2月15日に茨城県の筑波サーキット・コース2000で開催される『シバタイヤ presents Attack Tsukuba 2025(Attack筑波2025)』にヒョンデ・アイオニック5 N TA(タイムアタック)スペックを投入し、メーカーとして初参戦すると発表した。ドライバーには谷口信輝が指名されている。

 韓国の自動車メーカーで、ラリー競技ではWRC世界ラリー選手権、ツーリングカーシリーズではFIA TCRワールドカップを筆頭に世界各地で行われているモータースポーツシーンに登場するヒョンデ。2022年に日本再上陸を果たした同ブランドは、BEV(バッテリーEV)モデルを主軸としたラインアップを国内展開している。

 そんなヒョンデは7日、Attack筑波2025の“レーシングカー&スリックタイヤクラス”でEV(電気自動車)最速記録の樹立を目指し、『アイオニック5 N TAスペック』で初参戦することを明らかにした。この“TAスペック”は電気自動車『ヒョンデ・アイオニック5』の高性能モデルである『同アイオニック5 N』の車体とモーターには変更を加えず、量産モデルの強みを際立たせるように設計されたマシンだ。

 一方、タイムアタック仕様ということでより多くのダウンフォースを獲得するため、巨大なフロントチンスポイラーとリヤスポイラーを備えるほか、ソフトウェアチューニングによってリヤモーターの出力が37PS(27kW)高められている。また脚元のサスペンションやブレーキはモータースポーツ仕様に。タイヤはヨコハマのADVAN 005スリックタイヤが装着される。

 さらに、ロールケージをはじめシートやハーネス(シートベルト)、EV用消火システムなどが装備され安全性が大幅に向上している同マシンは、2024年6月にアメリカで開催された伝統のヒルクライムイベント、PPIHCパイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムに参戦すると、ダニ・ソルドのドライブで9分30秒852というタイムをマーク。エキシビションクラスで優勝を飾るとともに電動改造車部門でニューレコードを樹立した。

 今回の挑戦にあたりヒョンデは谷口をドライバーに起用することを決定。スーパーGT・GT300クラスなどで活躍しているベテランの谷口は、Attack筑波においても4つの大会歴代記録を有するなどこのタイムアタックイベントに精通している。PPHICのクラス最速マシンと筑波のレコードホルダーである谷口の“最速コンビ”による走りに注目が集まる。

 冒頭に述べたとおり、『シバタイヤ presents Attack Tsukuba 2025』は2月15日(土)に筑波サーキットで開催される予定だ。

ヒョンデ、谷口信輝を擁し『Attack筑波2025』に初参戦。アイオニック5 N TAスペックを投入へ
巨大なスポイラーや専用の足回り、安全装備が組み込まれている一方、ボディそのものとモーターは量産モデルから変更されていない。

■IONIQ 5 N TA Spec – Pikes Peak Record Run | Hyundai N

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