インタープロトシリーズの2017年シーズン開幕戦が5月13〜14日に行われ、ジェントルマンクラスはMOTOR MOUSE(RSS・インタープロト)が2連勝。そしてプロフェッショナルクラスでは第1戦をニック・キャシディ(RSS・インタープロト)が制し、第2戦を関口雄飛(GRIT RACING)が制している。
富士スピードウェイを舞台とするインタープロトシリーズは、スタートから今年で5年目。ついに台数もふた桁となり、12台が並ぶことになった。しかし、土曜日に行われた予選はあいにくの雨模様。当初はジェントルマンクラスからのスタートだったが、コンディション確認の意味も込めて、プロフェッショナルクラスが先に行われることとなった。
昨年のチャンピオンであり、チームを移籍しての参戦となる中山雄一(岡山トヨペットK-Tunes)は、このレースウイークがマシンのシェイクダウンだったにも関わらず、予選の大半をリードしたものの、終盤になって逆転を果たしたのは山下健太(人馬一体ドライビングアカデミー)だった。
中山は最後になって伸び悩んだのとは対照的に、逆転を果たした後も山下は短縮に成功する。「『レインタイヤは去年のしかない』と昨日の夜に聞かされて『ええっ?』と。無理を言って新品にしてもらいました。わがまま聞いてもらえたので、ポールが獲れて良かったです。いろいろ言っているくせに、結果が出ないと怒られちゃいますからね」と山下。2番手は中山で、3番手はニック・キャシディが、そして4番手は石浦宏明(INGING MOTORSPORT)が獲得した。
ジェントルマンクラスではMOTOR MOUSEが終始トップ。雨足の変化に合わせ、しっかりと周を重ねるごとタイムを縮めていた。2番手は佐藤政宏が獲得した。