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国内レース他 ニュース

投稿日: 2017.07.03 18:53
更新日: 2017.07.03 18:54

86/BRZ第4戦:スタートで逆転の佐々木雅弘が今季2勝目。クラブマンは神谷が初優勝

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国内レース他 | 86/BRZ第4戦:スタートで逆転の佐々木雅弘が今季2勝目。クラブマンは神谷が初優勝

 GAZOO Racing 86/BRZレースの第4戦が7月1~2日に岡山国際サーキットで行われ、プロフェッショナルシリーズでは蒲生尚弥(トミカネッツ兵庫BS 86B)が初のポールポジションを奪うも、スタートで逆転した佐々木雅弘(小倉クラッチREVO 86 BS)が2勝目をマーク。そして、クラブマンシリーズでは神谷裕幸(N中部ミッドレス スノコ86)が初優勝を飾っている。

 まだ梅雨時ということもあって、練習走行が行われた金曜日までは雨が降ったりやんだりを繰り返していたが、クラブマンシリーズの予選が行われた土曜日は、完全にドライコンディションをキープ。

 予選は2組に分けられ、1組では菱井將文(CUSCO BS 86)が1分53秒817をマークして手塚祐弥(栃木スバルBS BRZ P.MU)にコンマ5秒の差をつけたものの、2組で神谷が1分53秒763を出して最速タイムを記すことに。

 その結果、神谷が86/BRZレースで初のポールポジションを獲得することになった。なお、2組の2番手は蒲生真哉(ネッツ兵庫☆トミカ86R BS)が、3番手は橋本洋平(カーウォッチBS 86 REVO)が獲得。そして、1組の3番手は前回のウイナー、庄司雄磨(OTG AREA 86)が獲得している。

「とにかく路面状態が悪くて、今までで1番ってぐらい。タイム見て『大丈夫かぁ?』と思ったぐらい。気温は高いし、朝まで路面が濡れていた影響なんだろうね。まぁ、年寄りなんで疲れるから1発で行って、組で1番、フロントロウなら問題なし。前回は逃げようと思って失敗したけど、今回は後ろから追いかけて行きます。その方が得意だし」と菱井。

 これに対して神谷は「やっとポールポジションが獲れました。練習からずっと調子が良くて、何もなければ行けるという自信さえありました。路面はみんなが言うほと悪いとは思わなくて、ただ曲がらなかった。その状況にうまく合わせることはできました。(菱井とは)僅差ですが、そのまま逃げたいです」と、レースを前にして互いを意識し合い、早くも火花を散らしていた。

 一方、プロフェッショナルシリーズの予選は、土曜日まで鈴鹿サーキットでスーパーGTのテストが行われていたことも配慮され、日曜日の早朝に行われた。なかには木曜日まで岡山で練習を行った足で鈴鹿に向かい、スーパーGTのテストの後、ぶっつけ本番に近い形で予選に挑んでいたドライバーもいたほど!

 引き続きドライコンディションに恵まれた予選では、例によって1発勝負。開始と同時にアタックをかけて、トップタイムをマークしたのは蒲生(ちなみに、クラブマンシリーズで2組2番手の蒲生真哉は兄)で、1分51秒319をマーク。

 これに佐々木が51秒387と超僅差で続き、3番手は自己ベストとなる新田守男(AREA86倉敷)の手中に。そして体制を改め、今シーズンは今回からの出場となる阪口良平(大阪トヨタ86レーシング)が4番手につけることとなった。

「ミスなく完璧に走ることができました。セッティングも練習からずっと決まっているし、すべてしっかりまとめ上げることができています。実はポールポジションは初めてで。いつも2番手ばっかりでしたからね。佐々木選手とは序盤のうちに、ふたりで逃げようと。いろいろ絡んでくると、厄介ですからね。それで最後に勝負しようと。約束は守ってくれる方なので」と蒲生。

 一方、佐々木は「悔しい! でもアイツ(蒲生)は天才なんで仕方ない。僕は積み上げて、積み上げてという感じなんだけど、アイツはそうじゃないから……。僕も出し切ったし、セッティングも決まっているから、決勝ではふたりで勝負しようと話しています」と佐々木。同じタイヤのユーザーということもあり、一騎打ちはやむなしという感じだ。

86/BRZ第4戦岡山 クラブマンシリーズ決勝スタート
86/BRZ第4戦岡山 クラブマンシリーズ決勝スタート

 さて、先に行われたクラブマンシリーズの決勝は、スタート直後に上位陣でアクシンデントが発生し、いきなりセーフティカーが入る波乱の幕開けとなった。本格的なバトルの開始は4周目から。


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