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国内レース他 ニュース

投稿日: 2017.07.04 12:28
更新日: 2017.07.04 12:29

イギリス発のワンメイクレース『MINI CHALLENGE』が日本上陸。富士でエキシビション開催

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国内レース他 | イギリス発のワンメイクレース『MINI CHALLENGE』が日本上陸。富士でエキシビション開催

MINIのMINIによるMINI乗りのためのレースがキックオフ!

ミニ・チャレンジ・ジャパンがついにエキシビションレースを開催

 BMW MINIのJCWをベースとするレーシングカーによるワンメイクレース『ミニ・チャレンジ・ジャパン(MINI CHALLENGE JAPAN)』のキックオフとなるエキシビションレースが2017年6月25日、富士スピードウェイのフルコースで開催された。

 ミニ・チャレンジは、2002年に英国で始まったBMWミニのワンメイクレースで、統一の専用車両(2015年度からは車両がF型、いわゆる現行に替わっている)によって競われているレースシリーズだ。20分のスプリント戦で、英国では現在40台以上が参戦する人気シリーズとなっている。

ミニ・チャンレンジ専用マシン、ミニF56 JCWチャレンジカー
ミニ・チャンレンジ専用マシン、ミニF56 JCWチャレンジカー

 
 日本では、ミニ専門のカスタマイズパーツブランドであるジオミックが『ジオミックモータースポーツ』を立ち上げ、プロモーターとなる。イギリス本国と同一のマシンを用いて、レースのみならず本国同様のホスピタリティを提供する計画だ。

 マシンは、ミニ・チャレンジUKによって制作されたレーシングカーである『ミニF56 JCWチャレンジカー』。

 エンジンは専用ECUが採用されているが基本的にはノーマル。トランスミッションは専用の6速シーケンシャルがおごられ、大型インタークラーに専用インテーク、専用エキゾースト(キャタライザー付き)が与えられている。

エンジンはほぼノーマル。専用ECUを備える
エンジンはほぼノーマル。専用ECUを備える

 
 サスはナイトロン製の3ウェイダンパー、メーターはコスワース製のロガー付きダッシュモニターに置き換わるなど、標準車との“違い”を見せつける。
 
 さらにボディは専用のワイド仕様になっており、車重はなんと1070kg。国内で販売されているJCWが1250kgであることを考えると、いかに軽いかがわかる。
 
 ブレーキは、リアは純正であるが、フロントはアルコン製4ピストンキャリパー+大径ディスクで、タイヤはピレリのスリックタイヤがワンメイクとして選択された。

 マシンのポテンシャルを、この日ステアリングを握ったドライバーはどう見たのか? ジャーナリストにして、ニュルブルクリンク24時間でクラス優勝の実績を持つ佐藤久実選手は「市販車ベースですが、本格的なレーシングカー。ブレーキはロックするし、ギアもタイミングが合わないと入らない。ポジティブな意味でそんな簡単なクルマではない」と評した。

グリッドにつくミニF56 JCWチャレンジカー
グリッドにつくミニF56 JCWチャレンジカー

 
 またS耐参戦ドライバーであり、ニューミニの専門誌に携わる後藤比東至選手は「雨の中でも不安なく走れた。シャシーや足がパワーを上回っており、安心して走れるクルマ」と話す。


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