全日本F3選手権は7月8日、富士スピードウェイで第12戦/第13戦の公式予選が行われ、好調の坪井翔(カローラ中京 Kuo TOM’S F317)が両戦ともにポールポジションを獲得した。
第5ラウンドの鈴鹿戦から2週間のインターバルで迎えた全日本F3の第6ラウンド。今回は全日本スーパーフォーミュラ選手権の併催レースとして7月8日に第12戦が、9日に第13戦の決勝が行われるが、8日8時30分から、30分一本の第12戦/第13戦の公式予選がスタートした。今回は30分間の予選のベストタイムが第12戦の、セカンドベストが第13戦のグリッドとなる。
快晴の下で迎えた予選では、コースオープンとともに各車がいっせいにコースイン。これまでも30分一本の予選では赤旗が出るケースがあり、まずはアウトラップ+2周のウォームアップを経て、各車が続々と一度アタックを実施した。
まず一度目のアタックで最速となったのは、鈴鹿ラウンドで連勝を飾り「流れは悪くない」と初日の専有走行でもベストタイムを記録した坪井翔(カローラ中京 Kuo TOM’S F317)。さらに、アタック2周目でタイムアップした宮田莉朋(カローラ中京 Kuo TOM’S F314)が2番手に。高星明誠(B-MAX NDDP F3)が3番手に続いた。
各車一度アタックを終えてピットに戻った後、二度目のコースインが行われていったのは、残り10分というところ。上位陣のなかで最後までピットに残ったのは高星で、残り9分を切ってからのコースインとなった。
ふたたびアタックが展開されていくなか、1分34秒167までタイムを縮めたのは坪井。次いで宮田、高星、さらに大津弘樹(TODA FIGHTEX)、アレックス・パロウ(THREEBOND)が続く結果に。セカンドベストでもトップ5は変わらない結果となった。
F3-Nは、DRAGON(B-Max Racing F306)がこのラウンドでも両戦ともにベストタイムをマークしたものの、走路外走行によりタイム抹消。両戦とも植田正幸(Rn 山下製作所 F308)がポール、DRAGONが2番手、アレックス・ヤン(HuaJiangHU F3)が続いている。