レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

国内レース他 ニュース

投稿日: 2017.09.23 21:42
更新日: 2017.09.23 21:47

2017年全日本F3チャンピオン獲得の高星明誠「まだチャンピオンの実感がない」

レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る


国内レース他 | 2017年全日本F3チャンピオン獲得の高星明誠「まだチャンピオンの実感がない」

 9月23日、スポーツランドSUGOで18周の決勝レースが行われた全日本F3選手権第19戦。このレースで4位に入った高星明誠(B-MAX NDDP F3)は笑顔をみせつつも、「今はまだ全然実感がありません」とレース後語った。

 今季B-MAX RACING TEAM WITH NDDPとしては1台体制として全日本F3に挑んだ高星は、開幕ラウンドの岡山で2勝を挙げると、今季は合計で7勝をマーク。また、安定して表彰台圏内を獲得しつづけており、シリーズ後半戦で連勝を積み重ねてきた坪井翔(カローラ中京 Kuo TOM’S F317)に対し、この第19戦終了時点で12点差を築けば今季のチャンピオンを決められる点差だった。

 迎えた第19戦で高星は、予選4番手から好スタートを決めるも、1コーナーでわずかに行き場を失い、アウトから阪口晴南(HFDP RACING F316)にかわされ5番手で序盤を戦うことを強いられる。ただ、坪井が2番手だったため、このままフィニッシュすればチャンピオンが決まるはずだった。

 しかし、11周目のSPコーナーで首位を走っていた大津弘樹(TODA FIGHTEX)がクラッシュ。セーフティカーが導入されるとともに、坪井が首位に立った。これでもし坪井がファステストラップを獲れば、チャンピオン決定は9月24日の第20戦に持ち越される。

「レース直後はチャンピオンを決められたと思っていませんでした」と高星はフィニッシュ時の状況を振り返った。リスタート後の15周目に坪井がファステストラップを出していた状況で、高星はチャンピオン獲得を把握していなかったのだ。

 それもそのはず、ファイナルラップに「獲っていいものなのかは分かりませんでしたが、何かしら結果を残したかったですし、ファステストが欲しかった」と2位の宮田莉朋(カローラ中京 Kuo TOM’S F314)がファステストを塗り替え、チェッカー時に坪井の1点が消え、高星のチャンピオンが決まったからだ。

セーフティカーランの様子


関連のニュース