住友ゴム工業は10月2日、新たなスポーツラジアルタイヤ『DIREZZA β03（ディレッツァ ベータゼロスリー）』を発売すると発表した。サイズは205/55R16 91Vのワンサイズで、TOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Race・プロフェッショナルシリーズ承認タイヤとなる。
これまで86/BRZ Raceのプロフェッショナルシリーズでは、ダンロップユーザーは『DIREZZA β02』を使用してきたが、β03では新しく最適化したパターンデザイン、パターン剛性と専用開発したコンパウンドなどの採用により、コーナリング時のグリップ性能、高速域での操縦安定性能を追求している。
今季、86/BRZ Raceでは、序盤戦でブリヂストンのポテンザRE-06Dを履く佐々木雅弘が2勝、青木孝行が2勝をマーク。特に序盤4戦は上位をブリヂストン勢が占める展開となっていた。しかし、第5戦十勝でグッドイヤーを履く平中克幸がBS勢の連勝を止めると、第6戦富士では服部尚貴と吉田広樹というダンロップを履くふたりの戦いとなっていた。
そんななか、ヨコハマは9月末に『ADVAN A08B』のパターン、コンパウンド、構造の見直しを図ったモデルをリリース。これを履き、第7戦SUGOでは谷口信輝が優勝を飾っている。今回ダンロップが投入するDIREZZA β03で、タイヤ戦争はさらに混戦を極めるかもしれない。
