モータースポーツシーズンの開幕を告げる恒例のイベント『鈴鹿サーキットモータースポーツファン感謝デー』が3月10日開幕し、2018年も非常に豪華なドライバー/ライダーたちが集結し、さまざまなイベントが行われた。
例年、日本のモータースポーツシーズンのキックオフを告げる鈴鹿サーキットモータースポーツファン感謝デー。今年も3月10日から、晴天の下午前10時から開幕し、参加する全ドライバー&ライダーがグランドスタンド前に集結。ドライバー/ライダーたちを代表して、ジェンソン・バトンが「鈴鹿へようこそ!」と、ジャンカルロ・フィジケラが「みんなで楽しもう!」と開会宣言。大きな拍手とともにイベントがスタートしていった。
オープニングに先だっては、鈴鹿10時間を見据えたGT3/GT300マシンによるプラクティスが行われ、セレモニーを挟んで、今季からMotoGPに参戦する中上貴晶と、全日本ロードに復活するTeam HRCと高橋巧が登場。高橋のHRCカラーのマシンがお披露目されたほか、中上が出光カラーに彩られたRC213V-Sでデモランを行った。二輪では、『THE SPIRIT OF YAMAHA』と題し、ヤマハYZF-R1の20年記念カラーを施したマシンもデモランしている。
■F1マシンが続々。レジェンドたちがドライブ
また、10時50分からはホンダレーシング・公開収録と題して、バトンがホンダ・シビック・タイプRをドライブ。さらに、中嶋悟、鈴木亜久里、小林可夢偉というF1日本グランプリを沸かせたドライバーたちがトークショーを行い、日本GPの思い出や可夢偉と中嶋&亜久里の時代のF1の違いなどが語られ、スタンドを沸かせた。
さらに、日本人のレジェンドに続いては、今季スーパーGTに参戦するヘイキ・コバライネンとバトン、さらにジャン・アレジとジャンカルロ・フィジケラという元F1ドライバーたちが登場。世界的に見てもレアなメンバーのトークショーが展開された。
スーパーGTマシン、GT3カーがグリッド上に置かれてのグリッドウォークを経て行われたのは、星野一義と中嶋悟によるF1デモラン。ウイリアムズFW11・ホンダとロータス100T・ホンダ。ターボF1時代らしいサウンドを響かせた。
F1に続いては、ジャン・アレジ&ジュリアーノ・アレジによるデモラン。ジュリアーノがフェラーリF187を、そしてジャンがブランパンGTシリーズ・アジアに参戦する488 GT3をドライブ。このふたりはその後、フィジケラを交えてF1マシン3台を交えてデモランが行われたが、F187とフェラーリ248F1は残念ながらトラブル発生。フィジケラの640のみが、V12エンジンの快音を響かせた。