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国内レース他 ニュース

投稿日: 2018.04.02 11:25
更新日: 2018.04.25 11:54

変革のS耐開幕戦はGT-R3台のトップ争いを制した99号車Y’s distraction GTNET GT-Rが鈴鹿連覇

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国内レース他 | 変革のS耐開幕戦はGT-R3台のトップ争いを制した99号車Y’s distraction GTNET GT-Rが鈴鹿連覇

 ピレリ・スーパー耐久シリーズ2018が、3月31日~4月1日に散り始めた満開の桜に囲まれた鈴鹿サーキットにおいて52台が出走する5時間レースで開幕した。決勝レースは、GT-R同士のバトルを制した99号車Y’s distraction GTNET GT-Rの浜野彰彦/星野一樹/藤波清斗組が昨年第3戦鈴鹿以来の総合優勝を遂げた。

 今年のS耐はコントロールタイヤがヨコハマからピレリに変更。また参加台数の増加により安全性を確保するために、必要に応じて国内初となるフルコースイエロー(FCY)、つまり危険な箇所だけでなくコース全周を追い越し禁止として、速度も80km/h以下(鈴鹿では50km/h)に制限する措置が取られることとなった。

 FCYは時間がかかる場合もあれば、短時間で終わる場合もあり、そのタイミングでのピット作業をするかどうかの判断など難しい戦略が必要になり、今回も6回導入されたFCYにより順位が左右されたクラスもあった。

 また、これまで“排気量が2001~3500ccで二輪駆動”とされていたST-3クラスは、排気量はそのままで”後輪駆動”と変更され、昨年までST-3クラスで苦戦を強いられたマツダ・アクセラ(2.2リッターディーゼルターボ、FF)はST-2クラスへ編入されている。

 この大会は8月末に鈴鹿サーキットで開催される「鈴鹿10時間耐久レース」の前哨戦となることもあり、ブランパンGTアジアに参戦するPhoenix Racing Asiaが3台のアウディR8をST-Xクラスに投入。またレクサスRC F GT3もS耐に初登場となった。さらにST-TCRクラスには新型となるホンダ・シビック タイプR TCR(FK8)が2台デビューし、参加台数も7台に増加した。

序盤をリードする24号車スリーボンド日産自動車大学校GT-R

 うららかな花見日和となった1日の5時間レースは、ポールポジションからスタートした24号車スリーボンド日産自動車大学校GT-R(内田優大/藤井誠暢/平峰一貴組)がレースをリード。

 3台のGT-Rがトップ3を争いながらレースを引っ張った。レース中盤、3番手を走行していた3号車ENDLESS GT-R(YUKE TANIGUCHI/山内英輝/銘苅翼組)が、拾ったタイヤかすがエキゾーストの熱で発火したことでピットインしてタイムロス。その後、3位争いをしていた車両と接触し1時間15分ほどのピット作業のために大きく順位を落としてしまった。


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