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国内レース他 ニュース

投稿日: 2018.06.03 04:23
更新日: 2018.06.03 19:59

富士24時間は12時間経過で折り返し。ENDLESS GT-Rが総合トップで夜明けに向かう

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国内レース他 | 富士24時間は12時間経過で折り返し。ENDLESS GT-Rが総合トップで夜明けに向かう

 6月2日の午後15時00分にスタートしたピレリ・スーパー耐久第3戦富士SUPER TEC 24時間レースは12時間が経過。3号車ENDLESS GT-R(YUKE TANIGUCHI/山内英輝/銘苅翼/峰尾恭輔/砂子塾長/山田真之亮組)が総合トップで周回を重ねている。

 序盤からセーフティカー(SC)導入という波乱の幕開けでスタートした富士24時間。SC解除後もいくつかのアクシデントが発生。まず3時間が過ぎたあと、81号車J-Fly Racing R8(J.リー/A.クート/川端伸太郎/A.ピカリエッロ組)に黄旗中の追い越しによる30秒ストップペナルティが科せられた。

 レースが4時間を経過しようというところでは、総合3番手を走っていた777号車D’station Porsche(星野敏/荒聖治/近藤翼/元嶋佑弥組)が他車と接触しスピン。再スタートは切ったものの、ピットへと戻ってガレージでマシンの修復作業が行われた。修復後、D’station Porscheはコースへ復帰するが、総合8番手まで下がり、トップ争いから後退する。

4時間経過後、サーキットは徐々に暗くなっていきナイトセッションへ突入
4時間経過後、サーキットは徐々に暗くなっていきナイトセッションへ突入

 4時間経過後、サーキットは徐々に暗くなっていきナイトセッションへ突入。この時点ではENDLESS GT-Rが総合トップ。同一周回を走る99号車Y’s distraction GTNET GT-R(浜野彰彦/星野一樹/藤波清斗/安田裕信/S.ジェン組)がこれを追う形となる。

 5時間経過前には、ピットアウトした97号車Modulo CIVIC TCR(植松忠雄/中野信治/大津弘樹/小林崇志/石川京侍組)がスイッチのトラブルが発生したようでスローダウン。コカ・コーラコーナーのランオフエリアでマシンを止めてしまうが、その後すぐに再スタートを切る。しかし、速度は上がらず、スロー走行でピットに戻るかと思われたが、ホームストレートに入ると速度が回復し、そのまま周回していった。

 このアクシデントによりModulo CIVIC TCRは総合10番手、クラス3番手に後退する。

 5時間が経過すると、98号車FLORAL CIVIC TCR(飯田太陽/加藤寛規/ 高橋一穂/濱口弘/R. ウィー)がダンロップコーナーで止まったため、マシン回収のために初のフル・コース・イエロー(FCY)が宣言された。しかし、数分後にFCYからSC導入に変わる。約20分後、マシン回収が終わりSCは解除され、レースが再開される。

 9時間を過ぎたところでY’s distraction GTNET GT-Rが7回目のピットイン。そのままマシンをガレージに入れ、メンテナンスタイムに入った。

 メンテナンスタイムは富士24時間の特別規則で、すべての車両は決勝レース中、20時間経過前に8分以上のピットイン作業を2回行わなければならない。この時間中はピットガレージでの作業が必須となる。

 このピットインでY’s distraction GTNET GT-Rは1回目のメンテナンスタイムを消化。総合トップはENDLESS GT-Rに変わる。

 まもなく12時間を切ろうというところで10号車Racingline PERFORMANCE GOLF TCR(P.デベサ/密山祥吾/遠藤光博/脇阪寿一)と13号車ENDLESS 86(小河諒/高橋翼/花里祐弥/中山友貴/呉良亮/小林真一)がクラッシュしたようで、コース上に液体がまかれたため、セーフティカーが導入。そのまま赤旗が提示されレースは中断となる。

赤旗中断によりホームストレートに車両が並ぶ
赤旗中断によりホームストレートに車両が並ぶ

 このクラッシュにより、Racingline PERFORMANCE GOLF TCRはフロントに大きなダメージを負った。中断中は車両回収とコース清掃が行われ、約40分後にレースは再開された。

 再開後もENDLESS GT-Rが379周を周回して総合首位をキープ。同一周回で83号車Phoenix Racing Asia R8(L.キョン・ウィー /M.リー/M.モウ/M.ホファー組)、4周差でJ-Fly Racing R8、5周差でY’s distraction GTNET GT-Rが続く。

 なお、ENDLESS GT-R、83号車Phoenix Racing Asia R8、J-Fly Racing R8はメンテナンスタイムを1度も行っておらず、トップ争いはENDLESS GT-RとY’s distraction GTNET GT-Rの争いになる見込みだ。

 富士スピードウェイはまもなく夜明けを迎え、終盤戦へと向かっていく。以下、12時間経過時点の順位。


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