レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

国内レース他 ニュース

投稿日: 2018.09.24 14:49

S耐もてぎ:ENDLESS GT-Rが2年ぶりの勝利。3クラスでチャンピオンが決定

レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る


国内レース他 | S耐もてぎ:ENDLESS GT-Rが2年ぶりの勝利。3クラスでチャンピオンが決定

 ピレリ・スーパー耐久シリーズ2018第5戦は、9月22~23日にツインリンクもてぎで5時間レースとして開催され、ST-Xクラスでは3号車ENDLESSGT-R(田島剛/山内英輝/銘苅翼組)が逆転で2016年最終戦以来のうれしい今季初優勝を遂げた。また今回のレースでは最終戦を待たずにST-X、ST-TCR、ST-4クラスでチャンピオンが確定した。

 2カ月ぶりの開催となった第5戦は全8クラスに計48台がエントリー。22日に行われた公式予選はA、Bドライバーのタイム合算で争われ、24号車スリーボンド日産自動車大学校GT-R(内田優大/藤井誠暢/平峰一貴組)が今季3回目のポールポジションを獲得した。

スーパー耐久第5戦スタート

 23日も雲は多いもののまずまずの天候に恵まれた。12時3分にスタートが切られると、24号車GT-R、99号車 Y’s distraction GTNET GT-R(浜野彰彦/星野一樹/藤波清斗/Sun Zheng組)、3号車GT-Rがトップ3を占めて周回。

 24号車がリードを築き快調に周回を重ねた。しかし、レース開始2時間を過ぎてミッション系のトラブルで緊急ピットイン。シフトパドルを動かすためのコンプレッサーを交換してコースに戻ったものの、トップとは既に5周以上の差がつき優勝争いから脱落してしまう。

 これでトップに立った3号車GT-Rの山内は、ジェントルマンドライバーで今回スポット参戦となった田島に交代すると、これに99号車GT-Rの星野が接近し逆転。

 終盤の120周目には83号車 Phoenix Racing Asia R8(Lim Keong Wee/Mathias Beche/Melvin Moh)がトップで、これを99号車GT-R、81号車J-FLY Racing R8(Jeffrey Lee/Andre Couto/川端伸太朗)、3号車GT-Rが追いかける展開となった。

 しかし、81号車アウディは黄旗追い越しのペナルティを受けて後退。さらにゴールまで残り12分となった時点で、83号車アウディにも黄旗追い越しのために10秒ストップのペナルティが科され3位にポジションダウン。

ペナルティを消化する83号車

 83号車アウディはペナルティを消化すると147周目に2位の99号車GT-Rをかわしトップの3号車GT-Rに迫るも1.6秒届かず、3号車GT-Rが逃げ切って今季初優勝を遂げた。

「勝てないレースが続いて苦しかった。監督の峰尾(恭輔)さんが自分はドライブしないのにいろいろ環境を作ってくれて助かりました。あと(宮田)莉朋が成長してくれました。個人的には先週GTで勝てて今週はS耐で優勝と2週連続でハッピーです」と山内。

 3位に入りチャンピオンを確定させた99号車GT-Rは、表彰台で喜びを爆発させた。

「3位ゴールは(藤波)清斗も悔しいだろうけれど、ちゃんとミスなくゴールしてくれました。24時間も彼の活躍なしには勝てなかったし、本当に成長してくれました。シーズン通してノーミスで今回がその集大成になりました」と星野。4年ぶりのタイトルを喜んでいた。

■ST-3クラスでもデッドヒート


関連のニュース