全日本F3選手権富士合同テストは14台が参加へ。B-Max with motoparkが2名の外国人を起用へ

　3月30日、全日本F3選手権を運営する日本フォーミュラスリー協会は、4月3〜4日に富士スピードウェイで行われる合同テストのエントリーを発表した。また、同時にB-Max Racing with motoparkはエナム・アーメドの起用を発表。富士テストではアーメドとインド人ドライバーのアメヤ・ベイディアナサンを起用する。

　2019年に向け、すでに3月に鈴鹿で合同テストがスタートしている全日本F3選手権。開幕に向けて最後の合同テストとなるのが、4月3〜4日の富士スピードウェイでのテストだ。

　鈴鹿テストでは11台だった参加台数だが、今回の富士ではチャンピオンチームのカローラ中京 Kuo TEAM TOM’Sをはじめ、14台がエントリーした。前回から増えているのは、Hanashima Racingの5号車、B-Max Racing with motoparkの50号車、51号車となっている。

　Hanashima Racingの5号車は、久保田克昭に加えて昨年もスポット参戦した大草りきがBドライバーとして登録されている。一方B-Max Racing with motoparkには、50号車にエナム・アーメド、51号車にアメヤ・ベイディアナサンが乗り込むことになった。

　2018年はFIAヨーロピアンF3に参戦していたアーメドは、2019年に向けて一度はThreeBond Racingと契約。鈴鹿テストにも参加していたが、3月30日にB-Max Racing with motoparkと契約したことが発表された。

「今年の早い段階から、モトパーク・アカデミーに自分のマネージャーからアプローチをしていたんだ。そして鈴鹿テストの際に、ふたたびマネージャーが交渉してくれた結果、最終的にB-Max with Motoparkで走れることが決まり、まさに自分にとって最良の選択になったとうれしく思っている」とアーメド。

「チームメイトとなるサッシャ・フェネストラズは、僕がイギリスF3でタイトルを獲得した年にフォーミュラ・ルノーで圧倒的な速さでチャンピオンに輝いたドライバーだから、とても注目していた。彼とともに戦えることが楽しみだよ」

「ヨーロッパで実績のあるモトパーク・アカデミーと日本での経験豊富なB-Max Racing Teamの共同プロジェクトという環境で、フェネストラズをチームメイトとして走ることは、僕にとって大きなチャレンジになると思う。プロフェッショナルドライバーへの試金石だと思って、全力で勝利を狙いたい」

　また、アーメドともにB-Max Racing with motoparkから参加することになったベイディアナサンは、インド出身でこれまでユーロフォーミュラ・オープンやヨーロピアンF3に参戦した実績をもっている。日本での走行は初めてだ。

　すでに体制が発表されている他ドライバーとともに、新たな外国人ドライバーがどんな走りをみせるのか、今回のテストは注目と言えるだろう。

全日本F3選手権 富士合同テスト
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