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ラリー/WRC ニュース

投稿日: 2019.04.04 19:24

新井大輝が活動計画発表。2019年はERC、全日本ラリーに加えて86/BRZ Raceにも参戦へ

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ラリー/WRC | 新井大輝が活動計画発表。2019年はERC、全日本ラリーに加えて86/BRZ Raceにも参戦へ

 ラリードライバーの新井大輝は4月3日、2019年シーズンの活動概要を発表。ERCヨーロッパ・ラリー選手権への参戦および、全日本ラリー選手権復帰、さらにTOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Race出場を明らかにした。

 元PWRCチャンピオンの新井敏弘の実子として知られる新井大輝は、トヨタの若手ラリードライバー育成プログラム“TOYOTA GAZOO Racingラリーチャレンジ”の一員として2016年から2018年シーズン途中までヨーロッパを中心に活動。ポルトガル選手権、スペイン選手権での総合優勝をはじめフィンランド選手権開幕戦でMVPを獲得したほか、WRC世界ラリー選手権ポルトガルではWRC2クラス5位という成績を残した。

 しかし、2019年シーズンに向けては前年途中でプログラムのメンバーから外れたことで、その去就が不透明な状態になっていた。

 そうしたなか今回、新井はERCと全日本ラリーというふたつのラリー競技に参戦することを表明。ヨーロッパを転戦するERCでは父・新井敏弘がチーム監督を務めるストールレシーシング/STARDから、シリーズ第3戦から第6戦までの計4戦にFIA-R5車両で出場し、ジュニアクラスでのタイトル獲得を目指すという。

 また、国内では史上初の親子ワン・ツー・フィニッシュを飾った2015年以来、3年ぶりとなる全日本ラリーへの復帰が決定した。こちらのシリーズでの所属チームは、父が率いJN-1クラスを戦うアライモータースポーツだ。参戦ラウンドは第4戦久万高原ラリー以降の全戦と発表されているが、ERCを含めコドライバーは現時点でTBAとなっている。

 この他、新井は自身の新たなフィールドを広げるべく、サーキットレースにも挑戦する。国内最大級のワンメイクレースであるTGR 86/BRZ Raceのプロフェッショナルシリーズに、脇阪寿一がチームプロデューサーを務めるRECARO RACING TEAMからのエントリー。3月24日に行われた開幕戦鈴鹿では予選13番手、決勝17位で完走している。

「この度、ERCの4ラウンドに参戦することが決定いたしました。伝統的なイベントが数多く残っているERCで経験を積むことにより、ドライバーとしても一段と成長できるものと確信をしております」とリリースを通じてコメントを発表した新井。

「ERCのジュニア選手権でタイトルを獲得することによりWRCへのステップアップ(を目指しますが、)このサポートが充実しているのもERCを戦いの舞台として選んだ理由のひとつです」

「3年ぶりに参戦する全日本ラリー選手権は、これまでの自己最高位の2位を更新して選手権初優勝を目指します。ヨーロッパを経験して得た技術を基に、さらに広範囲での技術の習得を目的としております」

「また、国内では並行してより参戦するTGR 86/BRZ Raceでは、サーキットで貴重なターマック(舗装路)の経験やタイヤのマネジメントなどを勉強します。全体的なドライビング技術のさらなるレベルアップを図っていくことが今後、僕自身をドライバーとしてだけでなく、ひとりの人間として大きく成長できる機会であると確信しています」

<新井大輝 2019年活動概要>


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