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国内レース他 ニュース

投稿日: 2019.06.23 19:32
更新日: 2019.07.13 14:07

全日本F3選手権第10戦SUGO:スタートダッシュで逆転、大湯がうれしいF3初優勝

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国内レース他 | 全日本F3選手権第10戦SUGO:スタートダッシュで逆転、大湯がうれしいF3初優勝

 全日本F3選手権第10戦は6月23日、宮城県のスポーツランドSUGOで25周の決勝レースが行われ、予選2位の大湯都史樹(TODA FIGHTEX)がスタートで逆転し、自身F3初優勝を飾った。2位は宮田莉朋(カローラ中京 Kuo TOM’S F317)、3位にはサッシャ・フェネストラズ(B-Max Racing with motopark F3)が入った。ただし、レース終了後に抗議が提出され、正式結果は保留となっている。

 公式予選のセカンドベストタイムで決定するスターティンググリッドは、宮田が2戦連続でポールポジションを獲得。大湯はベストタイムでは全体の6番手だったが、セカンドベストタイムではフロントロウポジションを得た。3番手は小高一斗(カローラ中京 Kuo TOM’S F317)、4番手にフェネストラズが並んだ。

全日本F3選手権第10戦のスタートシーン
全日本F3選手権第10戦のスタートシーン

 決勝レースは午前10時20分にスタート。「まさかトップに立てるとは」と記者会見で振り返った大湯が、抜群のスタートダッシュで宮田をかわし、トップ浮上。後方ではフェネストラズが小高をかわして3位に上がった。小高は後方のエナム・アーメド(B-Max Racing with motopark F3)にもかわされ5番手後退。大湯、宮田、フェネストラズ、アーメド、小高の順でオープニングラップを終えることになった。

 2周目に入った1コーナーで、マスタークラス2番手スタートの山口大陸(タイロクレーシング28号)がコースアウトを喫し、レースはセーフティカーが導入される。リスタートが切られたのは6周目。1秒近いギャップを築いてのリスタートに成功した大湯は、自己ベストタイムを更新しながら周回を重ねる。宮田も7周目にファステストを記録するなど速さを見せて猛追。両者の差は0.2~4秒の間で一進一退を繰り返していくが、宮田はなかなかオーバーテイクのチャンスをつかめずに、レースは終盤へと入っていった。

 すると17周目、マスタークラスのトップを走行していたDRAGON(TEAM DRAGON F3)が3コーナーで単独スピンを喫しコースオフ。このレースで2度目のセーフティカーが導入されることに。レースは残り2周でリスタートが切られたが、ここでもきっちりと後続を抑えた大湯が残り周回を走り切り、トップチェッカー。F3参戦2年目にして、初勝利を得た。戸田レーシングとしても、2017年の最終戦以来、久々の勝利となった。2位は宮田、3位にはフェネストラズが入り、マスタークラスは久保田克昭(Planex・スマカメ F3)が前日に引き続き表彰台に上がった。ただし、レース後に宮田の車両に対して抗議が出されたため、現在レース結果は暫定のままとなっている。

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【7月13日 14時00分追記】

 大会組織委員会は7月11日付けで、レース後に出された抗議の裁定を発表した。この結果、2位となった宮田莉朋(カローラ中京 Kuo TOM’S F317)は失格のペナルティが課され、2位はサッシャ・フェネストラズ(B-Max Racing with motopark F3)、3位はエナム・アーメド(B-Max Racing with motopark F3)となった。

  7月11日に発表された正式結果はこちら
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大湯都史樹(TODA FIGHTEX)
大湯都史樹(TODA FIGHTEX)
宮田莉朋(カローラ中京 Kuo TOM’S F317)
宮田莉朋(カローラ中京 Kuo TOM’S F317)
サッシャ・フェネストラズ(B-Max Racing with motopark F3)
サッシャ・フェネストラズ(B-Max Racing with motopark F3)
久保田克昭(Planex・スマカメ F3)
久保田克昭(Planex・スマカメ F3)
全日本F3選手権第10戦SUGOを制した大湯都史樹(TODA FIGHTEX)
全日本F3選手権第10戦SUGOを制した大湯都史樹(TODA FIGHTEX)

全日本F3選手権第10戦スポーツランドSUGO 決勝暫定結果

Pos. No. MC Driver Car Name Car Laps Grid
1 2 大湯都史樹 TODA FIGHTEX F319/トダ 25 2
2 36 宮田莉朋 カローラ中京 Kuo TOM’S F317 F317/トヨタ-トムス 25 1
3 11 サッシャ・フェネストラズ B-Max Racing with motopark F3 F314/スピース 25 4
4 65 エナム・アーメド B-Max Racing with motopark F3 F312/スピース 25 5
5 37 小高一斗 カローラ中京 Kuo TOM’S F317 F317/トヨタ-トムス 25 3
6 8 片山義章 YTB by Carlin F315/スピース 25 6
7 12 大津弘樹 ThreeBond F318 F318/スリーボンド東名 25 8
8 35 河野駿佑 RS FINE K&N F318 F318/HWA 25 9
9 51 アメヤ・ベイディアナサン B-Max Racing with motopark F3 F315/スピース 25 10
10 13 三浦愛 ThreeBond F314 F314/スリーボンド東名 25 12
11 5 M 久保田克昭 Planex・スマカメ F3 F315/トヨタ-トムス 25 14
R 30 M DRAGON TEAM DRAGON F3 F314/スピース 17 11
R 28 M 山口大陸 タイロクレーシング28号 F315/スピース 1 13
R 7 シャルル・ミレッシ YTB by Carlin F317/スピース 出走せず 7

ファステストラップ:宮田莉朋(カローラ中京 Kuo TOM’S F317) 1’14.055 7/25
SC導入 ①10:25:47~10:34:39 ②10:50:28~11:01:53


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