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国内レース他 ニュース

投稿日: 2019.10.11 20:40
更新日: 2019.10.11 20:45

茨城国体でグランツーリスモ使ったeスポーツ選手権が初開催。白熱の決勝に「ワールドツアー以上」と山内氏

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国内レース他 | 茨城国体でグランツーリスモ使ったeスポーツ選手権が初開催。白熱の決勝に「ワールドツアー以上」と山内氏

 9月28日から10月8日まで、茨城県で開催された第74回国民体育大会『いきいき茨城ゆめ国体』。今大会では、国体の文化プログラムとして初めてeスポーツ(エレクトロニック・スポーツ:ゲームを使用した対戦競技)大会『全国都道府県対抗eスポーツ選手権 2019 IBARAKI』も実施された。このなかでグランツーリスモSPORT部門の決勝大会が10月5~6日、つくば市で行われ、少年の部で愛知県の水野航希選手が、一般の部では栃木チームの山中智瑛選手と高橋拓也選手が勝利を収めた。

 全国都道府県対抗eスポーツ選手権 2019 IBARAKIは、3つのeスポーツタイトルがかけられた大会で、プレイステーション4用ソフト、グランツーリスモSPORTが使用された同部門では5日に予選、6日に決勝が行われた。出場選手数は決勝大会の開催に先駆け、5月11日から8月12日まで実施されていた都道府県代表決定戦を通じて選出された、少年の部92名、一般の部96名の計188名だ。

 全国の猛者たちが集まった決勝大会の舞台、つくば市のつくば国際会議場には、世界各地で開催されているFIAグランツーリスモチャンピオンシップと同様のハンドルコントローラーとRECAROシートが設置され、当日はレースアナウンサーの辻野ヒロシ氏が実況を、グランツーリスモシリーズで挙動開発などをしているポリフォニー・デジタルのYAM氏が解説を担当した。

国体大会の会場の様子
国体大会の会場の様子
実況の辻野ヒロシ氏(左)と解説のYAM氏(右)
実況の辻野ヒロシ氏(左)と解説のYAM氏(右)

 大会2日目の決勝日は少年の部から始まり、初代王者を決める決勝レースは富士スピードウェイを舞台に5周のスプリント形式で争われた。マシンは予選を勝ち抜いたプレイヤーが全員、ランボルギーニ・ウラカンGT3を選択。マシンの差ではなく、自らの腕前で勝敗が決まるレースとなった。

 そんなレースは前日の予選レースで勝利し、決勝前のタイムトライアルでポールポジションを獲得した神奈川県の尾形莉欧選手が逃げるかと思われた。しかし、2番グリッドからスタートした愛知県の水野選手が1周目の1コーナーでインから尾形選手をかわして首位に立つ。その後、尾形選手はコースアウトでのペナルティも受けてしまい優勝争いから脱落してしまう。

 一方、オープニングラップでトップに浮上した水野選手はそのまま順位を譲らずトップでフィニッシュ。2位には福岡県代表の龍翔太郎選手、3位には東京都の佐々木唯人選手が入った。優勝した水野選手は表彰式で「これから全国大会などの大きな大会に出てがんばりたい」と今後の活躍を期待させるコメントを残している。

少年の部で優勝した愛知県の水野航希選手
少年の部で優勝した愛知県の水野航希選手
少年の部2位、福岡県代表の龍翔太郎選手
少年の部2位、福岡県代表の龍翔太郎選手
少年の部、神奈川県代表の尾形莉欧選手
少年の部、神奈川県代表の尾形莉欧選手
左から少年の部3位の佐々木唯人選手、優勝の水野航希選手、2位の龍翔太郎選手
左から少年の部3位の佐々木唯人選手、優勝の水野航希選手、2位の龍翔太郎選手

■一般の部ではワールドツアーの熱戦に匹敵するバトルが展開


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